高速インターフェイス実装でクロストークを最小限に抑えるには、信号ペア間の間隔をトレースの幅の 5 倍以上にする必要があります。この間隔を 5W ルールと呼びます。PCB 設計でトレース幅が 6mil と計算された場合、高速差動ペア間に 30mil 以上の間隔が必要です。また、トレースの長さ全体にわたって、他の信号に対して 30mil 以上の禁止領域を保持するようにします。高速差動ペアがクロックまたは周期的な信号と隣接している部分では、適切な絶縁を確保するため、禁止領域を 50mil 以上に増加します。図 9-2 および図 9-3 に、高速差動信号の間隔の例を示します。