JAJU912 November 2023
図 4-22 と図 4-23 に、TIDA-010255 電力段を、7.1ARMS と 7.7ARMS の出力相電流、16kHz PWM で動作させたときの、27℃の周囲温度 (Fluke TI40 を使用) での熱テストを示します。LMG3422R030 のケース上面温度は約 90℃ (7ARMS 時) と約 94.3℃ (7.7ARMS 時) でした。6 つの LMG3422R030 デバイスがよく見えています。LMG3422R030 の V 相の 接合部温度は、上側の LMG3422R030 の PWM 温度出力により、7.7ARMS で約 98℃と測定されました。一方、下側の LMG3422R030 は約 91℃と測定されました。サーマル パッドと電気的に接続されたソース ピンが大きな GND プレーンに接続されているため、下側の LMG3422R030 デバイスの方が温度が低くなります。上側の FET サーマル パッドと電気的に接続されたソース ピンは、EMI と PCB 寄生出力容量を最小化するため、面積が非常に小さい銅プレーンを持つ個別のスイッチ ノードに接続されています。
図 4-24 に、320V の DC リンク電圧、8kHz PWM および 16kHz PWM、自然対流を想定した場合の、TIDA-0100255 のヒートシンクなしでの安全動作領域 (SOA) の推定値を示します。SOA は、図 4-19 に従って測定された電力損失、LMG3422R030 の接合部およびケース温度の測定値、Tj = 125℃で動作した際の RDS(on) の増加を考慮するための補正係数に基づいて推定されています。