JAJSE89 December 2017 TPS40345
PRODUCTION DATA.
TPS40345は、3V~20Vの入力で動作する、コスト最適化設計の同期整流バック・コントローラです。電圧モード制御アーキテクチャを実装し、入力電圧フィードフォワード補償により入力電圧の変化に対して瞬時に応答します。スイッチング周波数は600kHzに固定されています。
周波数スペクトラム拡散(FSS)機能により、スイッチング周波数にディザリングを付加することで、ピークEMIノイズが大幅に低減され、EMI標準への準拠が容易になります。
TPS40345には、ソフト・スタート、過電流保護(OCP)レベル、ループ補償など、ユーザー・プログラミング可能な各種の機能が用意されています。
OCPレベルは、LDRVピンと回路のグランドとの間に接続する1個の外付け抵抗によってプログラミングできます。最初のパワーオン時に、TPS40345は較正サイクルに入り、LDRVピンの電圧を測定して、内部OCP電圧レベルを設定します。動作中、プログラミングされたOCP電圧レベルが、ローサイドFETのオン時の電圧降下と比較され、過電流状態が発生しているかどうかが確認されます。過電流状態の場合、TPS40345はシャットダウン/再起動サイクルに入り、障害が解消されるまでこのサイクルを繰り返します。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
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TPS40345 | VSON (10) | 3.00mm×3.00mm |