JAJSDK6A April 2017 – July 2017 TPD2S701-Q1
PRODUCTION DATA.
TPD2S701-Q1は、USB 2.0などの車載用高速インターフェイス向けに開発された、2チャネル・データ・ラインのVBUSへの短絡保護、およびIEC61000-4-2 ESD保護デバイスです。TPD2S701-Q1には2つのデータ・ラインnFETスイッチが内蔵されており、クラス最高の帯域幅により信号の劣化を最小限に抑えて安全なデータ通信を保証しながら、同時にVD+およびVD-ピンの過電圧状況からも内部のシステム回路を保護します。
デバイスはこれらのピンで、最高7V DCまでの過電圧保護に対応できます。これによって、データ・ラインがUSBのVBUSレールへ短絡した場合に、十分な保護が得られます。過電圧保護回路は、業界で最も信頼性の高いVBUSへの短絡の絶縁を行い、200nsでデータ・スイッチをシャットオフして、危険な電圧や電流スパイクから上流の回路を保護します。
さらに、TPD2S701-Q1は5Vの単一電源のみで動作するため、電源ツリーのサイズとコストを最適化できます。OVPスレッショルドおよびクランプ回路は抵抗分圧回路により設定できるため、あらゆるトランシーバについて、単純かつコスト効果の高い方法でシステム保護を最適化できます。また、TPD2S701-Q1にはFLTピンが搭載され、デバイスが過電圧状況を検出したことを通知します。過電圧状況が解消されると、このピンは自動的にリセットされます。
さらに、TPD2S701-Q1ではシステム・レベルのIEC 61000-4-2およびISO 10605 ESDクランプがVD+およびVD–ピンに統合されているため、アプリケーションで外付けの高電圧、低容量TVSクランプ回路を使用する必要がありません。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
---|---|---|
TPD2S701-Q1 | VSSOP (10) | 3.00mm×3.00mm |
QFN (10) | 2.50mm×2.50mm |