カテゴリ別の参照
シングルペア イーサネット (SPE) PHY
IEEE 802.3cg (10BASE-T1L)、IEEE 802.3bw (100BASE-T1)、IEEE 802.3bp (1000Base-T1) の各 SPE (シングルペア イーサネット) PHY で構成された TI の製品ラインアップを活用すると、車載と産業用の設計を簡素化すると同時に、ケーブルのコストや重量を低減できます。
標準的なイーサネット PHY
2 本または 4 本のツイストペア ケーブルを内蔵している TI の標準イーサネット PHY を使用して、ディタミニスティック (確定的) かつ低レイテンシのネットワークを設計できます。高耐性、低電磁波の各種 PHY は、さまざまな温度オプションとパッケージ オプションに対応しています。
新製品
車載、TC-10 と 802.1AS に対応、高度な TSN (時間限定ネットワーク) と AVB (オーディオ ビデオ ブリッジ) 機能搭載、1000BASE-T1 イーサネット PHY
概算価格 (USD) 1ku | 6
TI の各種 PHY は、多様なアプリケーションを想定した設計を採用
堅牢性の高い設計
TI の堅牢な PHY を活用すると、信頼性の高いシステムを製作し、導入後のメンテナンス コストを削減すると同時に、厳格な準拠テストに合格するという自信を深めることが可能
高精度のタイミング特性
業界をリードする TI の低レイテンシかつディタミニスティック (一定時間内に確定的に処理を完了させる) PHY を採用すると、TSN (Time-Sensitive Networking:時間限定ネットワーク) アプリケーションに適した簡素化済みのソリューションを導入可能
高度なシステム診断機能
高度なケーブル診断機能を活用した予測メンテナンスを通じて、システムのアップタイム (稼働時間) を最大化可能
イーサネット PHY 技術の概要
イーサネットは、規格が確立済みで使いやすく、信頼性の高い通信プロトコルです。産業用イーサネットを採用すると、インダストリ 4.0 を効果的に実装し、工場の現場から集中的な管理施設まで、さらにそれらを上回る規模に拡張することもできます。
信頼できる堅牢性:TI の各種 PHY は、最大 125℃ の周囲温度や最大 16kV の ESD (静電気放電) に対処できる設計を採用しており、業界の準拠テスト実施済みです。これらの PHY を活用すると、最大のシステム性能を実現できます。
リアルタイム通信:市場をリードする TI の低レイテンシかつディタミニスティック (一定時間内に確定的に処理を完了させる) PHY は、大半の主要なイーサネット フィールドバスで採用されています。これらの PHY を活用すると、開発中のシステムで TSN (Time-Sensitive Networking:時間限定ネットワーク) 通信を実現できます。
設計プロセスを簡素化:業界で実績のある各種リファレンス デザインは、準拠試験に合格済みであり、お客様側で設計と認証に要する時間を短縮できます。
自動化の進展に伴って、エッジへのイーサネットの導入が進みます。産業用 SPE は、コネクテッド (ネットワーク接続型) エッジ ノードと分散処理の実現に役立ちます。開発中の産業用設計でシングル ペア イーサネットを採用すると、TCP/IP を使用して必要な場所にデータを移動できます。
速度と到達範囲の強化:TI の PHY を採用すると、最大 2km のケーブル長とより高速なデータ配信プロトコルを使用し、より優れたシステムを実装することができます。
実装コストの最小化:TI の低ノイズ レシーバ アーキテクチャを採用すると、より多くの既存ケーブル インフラを再利用し、アップグレードに要する時間とコストを削減することができます。
システム アップタイム (稼働時間) の最大化:TI 独自のランタイム ケーブル診断ツールキットを使用すると、リモート メンテナンスと予防保守を実現できます。ケーブル劣化の兆候を早期検出し、システムのダウンタイムを短縮するのに役立ちます。
シングルペア イーサネット (SPE) に関する主な製品
SPE (シングルペア イーサネット) は、自動運転、ADAS 機能、V2X 接続 (車車間および路車間通信) を実現するうえで、帯域幅のニーズ上昇 (10Mbps ~ 10Gbps) に対応できる統合通信プロトコルになりつつあります。
業界で実証済みの信頼性:市場をリードする TI の AEC-Q100 認証取得済みデバイスは、業界の EMC/EMI (電磁適合性と電磁干渉)、相互運用性、IEEE の各準拠テストに合格しており、お客様の設計強化に役立ちます。
フレキシブルな設計:フットプリント互換性のある TI の製品ラインアップを採用すると、設計の共通化とスケーラビリティの向上を両立し、速度や機能に関する多様な要件に対応できる、コスト最適化済みの単一プラットフォームを設計することができます。現時点で必要な機能への投資と、次世代の設計を見据えた将来への対応が可能です。
拡張済みの診断機能:SPE (シングルペア イーサネット) PHY を想定した TI の最新のケーブル診断ツールキットを使用すると、デバッグを迅速に実行し、信頼性の高いリモート メンテナンスと予防保守を確実に実施することができます。
車載向けのシングルペア イーサネット (SPE) に関する主な製品
技術リソース
DP83TD510E ケーブル診断ツールキット
Importance of Latency in Factory Automation (Rev. A)
100BASE-T1 Ethernet: the evolution of automotive networking
設計と開発に役立つリソース
USB から MDIO への変換を行うシリアル管理ツール
TI のイーサネット PHY を活用する開発ユーザーは、USB-2-MDIO (USB から MDIO への変換) ソフトウェア ツールを使用すると、MDIO のステータス レジスタとデバイスの制御レジスタにアクセスできます。 USB-2-MDIO ツールには、TI の MSP430™ マイコン向けの LaunchPad™ 開発キットが付属しており、軽量 GUI とのインターフェイスを確立できます。 この LaunchPad 開発キットは 1 個の MDIO バス コントローラを実装します。そのコントローラは、バスに接続済みの PHY 上にあるレジスタを操作することができます。
イーサネット PHY のドライバとツール
TI (テキサス・インスツルメンツ) のイーサネット物理層 (PHY) トランシーバ向けドライバは、シリアル管理インターフェイス (MDC/MDIO) 経由の通信をサポートしており、PHY レジスタの構成と読み取りを行います。Linux と RTOS の各ドライバは、TI の github で見つかります。
Gateway automotive reference design
自動車業界の各種トレンドは急速に進化しています。その結果、継続的に量が増加している流入データを効率的に処理し、自動車内全体で適切に転送してクラウドに送信するために、新しいドメインベースとゾーンベースのゲートウェイ・アーキテクチャの採用が進んでいます。適切に機能するドメイン・ゲートウェイ (またはゾーン・ゲートウェイ) は、1 つの機能ドメイン / ゾーン内に位置する複数の ECU (電子制御ユニット) の相互間、および ECU と集中型ゲートウェイの間で、安全かつセキュアにデータを転送します。集中型ゲートウェイは、自動車の多数のドメイン / ゾーン間で、安全かつセキュアにデータを転送します。
(...)