C6FLO-DSPTOOL
C6EZFlo グラフィカル開発ツール、TMS320C6000 デバイス用
C6FLO-DSPTOOL
概要
テキサス・インスツルメンツの C6EZFlo は、無償のグラフィカル・ソフトウェア開発ツールです。TI の Code Composer Studio IDE™ または他の DSP ベース開発ツールと組み合わせて使用できます。C6EZFlo を使用することで、DSP のプログラミング知識がなくても TI DSP 用に簡単な C コード・アプリケーションを作成できます。作成したアプリケーションは、そのまま使用することも、C 言語による従来の開発を迅速に行うためのプロトタイプとして使用することもできます。
C6EZFlo には、システム・ブロック図を作成するため、直感的に使用できるドラッグ・アンド・ドロップ・インターフェイスが備わっています。この図のブロックでは、最適化された DSP アルゴリズムからペリフェラル I/O ドライバまで、あらゆるものを表わすことができます。 作成したシステム図をツールが解析し、きちんと構造化され、適切なコメントがある C コードが生成されます。デベロッパーは、生成されたコードをそのまま使用することも、Code Composer Studio IDE で変更することもできます。C6EZFlo を TI の TMS320C6000™ DSP デバイス(C674x など)や C6000™ プラットフォームをベースとした DaVinci™ デジタル・メディア・プロセッサ(DM643x、DM648 など)で活用すれば、さまざまな最終アプリケーション用のプロトタイプを迅速かつ容易に作成できます。
機能
グラフィカル開発環境では、直感的に使用できるドロップ・アンド・ドロップ・インターフェイスによって DSP コンポーネントを迅速に配置および接続できます。 グラフィカル・ドメインでは、統合されているブロック・パラメータ・ペインを使用してブロックを構成することもできます。 グローバル・アプリケーション設定が、フレームワーク・ブロックという特殊なコンポーネントを通じて適用されます。アプリケーションが構成された後、ボタンを 1 回押すだけで C アプリケーション・コードが生成されます。
デベロッパーは、Code Composer Studio IDE 内で C 言語アプリケーションをビルドして実行できます。 アプリケーションは、TI の DSP/BIOS カーネルを活用して、低オーバーベッドの強力なマルチスレッド機能を備えています。DSP/BIOS 以外は純粋な C コードのアプリケーションなので、特別なビルドステップや依存関係もありません。 コード自体は、読みやすさを重視して記述されており、コード生成後の変更やメンテナンスも簡単です。 アプリケーションのファイルはすべて固有のフォルダに入っているので、別の場所や PC に簡単に移動できます。
C6EZFlo の標準パッケージには、DSP システムで使用する信号処理ブロックが数十個あります。 ツールは拡張可能でもあります。標準ブロックは、変更することも、カスタム・ブロックを作成するテンプレートとして使用することもできます。 ブロックは、アプリケーションの C ソース・コードの生成に使用するソース・テンプレート・ファイルを提供します。 このようなソース・テンプレート・ファイルでは、高度な JavaScript ベース機能を使用して、グラフィカル環境のブロック・パラメータ・セットに基づいて、生成されたコードの側面を変更できます。
前提条件
C6Flo を最大限に活用するには、次のソフトウェア・パッケージがインストールされている必要があります。
- TI Code Composer Studio IDE v5.x
- Microsoft .NET Framework v2.0 以上
ダウンロード
技術資料
種類 | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
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製品概要 | C6Flo Graphical Software Development Tool Product Bulletin (Rev. A) | 2011年 5月 2日 | ||||
アプリケーション・ノート | Using the C6Flo Graphical Development Tool | 2010年 8月 5日 |