TIDA-00199
広入力範囲の絶縁 IGBT ゲート・ドライブ・フライバック電源、三相インバータ用 - リファレンス・デザイン
TIDA-00199
概要
このリファレンス・デザインは、24V の単一 DC 入力電圧を受け入れ、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁型ゲート・バイポーラ・トランジスタ)ゲート・ドライバで必要とされる、正と負の絶縁型電圧レールを供給します。このリファレンス・デザインでは Fly-Buck™ 制御トポロジーを活用し、単一のトランスを使用して、三相インバータの 3 個のアーム(半導体スイッチ)すべてに対応する電源レールを生成します。 1 次側レギュレーションを使用しており、光カプラ・フィードバックや補助巻線なしで、良好なクロス・レギュレーションを達成できます。絶縁型出力は、トランスの結合型の巻線から生成されます。すべてのハイサイド IGBT に対する電圧レールは互いに絶縁されているのに対し、すべてのローサイド IGBT に対する電圧レールは結合されています。
特長
• 絶縁型電源は 24V±20% の入力電圧レンジを受け入れ、三相インバータを形成する 6 個の IGBT ゲート・ドライバ(ハーフ・ブリッジ構成に存在する各アーム)をサポート
• 三相インバータの各 IGBT に対して、低リップル(<200mV)のバイアス出力(+15V と -8V)で 2.3W の出力電力を供給
• Fly-Buck トポロジーで、1 次側レギュレーションを実施し、設計しやすい複数出力の絶縁型電源ソリューションを実現
• 平衡型の全負荷時のピーク効率率は 82%
• 出力コンデンサは、最大 6A のピーク・ゲート・ドライブ電流をサポートする定格
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト