ドライバまたはライブラリ
WL18XX-BT-SP
Bluetooth サービス・パック、WL18xx 用
WL18XX-BT-SP
概要
Bluetooth サービス・パックは、以下の 4 個のファイルで形成されています。
- BTS ファイル (TIInit_11.8.32.bts)
- ILI ファイル (TIInit_11.8.32.ili)
- XML (TIInit_11.8.32.xml)
- リリース・ノートの資料
- 使用許諾契約
ファイル名の一部であるバージョン番号は、ハードウェアとファームウェアに対応する独自の組み合わせですが、リリースごとに更新されるわけではないことに注意してください。実際のバージョン情報は、ファイル内で更新されています。
最初に使用許諾契約とリリース・ノートをお読みください。サービス・パックの各ファイルに関する説明は、以下の場所にあります。
- BTS ファイル
-
- BTS ファイルの定義
- BTS は、Bluetooth script (Bluetooth スクリプト) の省略形です。BTS ファイルはバイナリ・ファイルであり、TI (テキサス・インスツルメンツ) の Bluetooth デバイスに対応する各種コマンドとアクションを保持しています。
HCI 通信は、双方向の経路です。HCI コマンドをホストから Bluetooth デバイスに送信するたびに、その Bluetooth デバイスは HCI イベントを生成する形で応答します。これらの HCI コマンドの実行を成功させるうえで必要なフォーマットと手続きを簡素化するために、BTS フォーマットを使用しています。BTS ファイルが保持しているのは、必須の初期化スクリプトと、プラットフォーム依存の付加的なオプション・コマンドであり、これらのコマンドは主に Bluetooth デバイスの初期化時に使用されます。
BTS ファイルは、TI (テキサス・インスツルメンツ) のライセンスの下で配布されています。詳細については、該当するライセンス・ファイルをご覧ください。
- BTS は、Bluetooth script (Bluetooth スクリプト) の省略形です。BTS ファイルはバイナリ・ファイルであり、TI (テキサス・インスツルメンツ) の Bluetooth デバイスに対応する各種コマンドとアクションを保持しています。
- BTS の機能。
- BTS の主な用途は、Bluetooth デバイスの電源投入後に、初期化シーケンスをトリガすることです。各デバイスの電源を投入した後、初期化スクリプトを実行する必要があります。BTS 初期化スクリプトには、メモリ書き込みコマンド (RAM に書き込まれるコード) で構成されたセクションがあり、このセクションは、Bluetooth デバイスの ROM に存在している可能性のある問題を修正するためのソフトウェア・パッチという形で実行されます。また、BTS フォーマットの主な使用目的ではありませんが、HCI コマンドを Bluetooth デバイスにロードする目的でこのファイルを使用することもできます。BTS ファイルは、ディープ・スリープ・メカニズムの有効化、UART のボーレートの変更、オーディオ構成など、プラットフォームに関連するコマンドで使用することもできます。
BTS ファイルがデバイス固有であり、以下に示す WL18xx デバイスでのみ動作することに注意してください。CC256x デバイスに対応する最新の Bluetooth サービス・パックは、次のリンクで見つかります。[https://www.ti.com/tool/CC256XB-BT-SP]。
- BTS の主な用途は、Bluetooth デバイスの電源投入後に、初期化シーケンスをトリガすることです。各デバイスの電源を投入した後、初期化スクリプトを実行する必要があります。BTS 初期化スクリプトには、メモリ書き込みコマンド (RAM に書き込まれるコード) で構成されたセクションがあり、このセクションは、Bluetooth デバイスの ROM に存在している可能性のある問題を修正するためのソフトウェア・パッチという形で実行されます。また、BTS フォーマットの主な使用目的ではありませんが、HCI コマンドを Bluetooth デバイスにロードする目的でこのファイルを使用することもできます。BTS ファイルは、ディープ・スリープ・メカニズムの有効化、UART のボーレートの変更、オーディオ構成など、プラットフォームに関連するコマンドで使用することもできます。
- BTS のバージョン番号
- BTS のバージョンは、BTS ファイルのヘッダー内に ASCII フォーマットで記録されています。この情報を読み取るには、HCITester または Bluetooth ScriptPad アプリケーション (TI Wireless Tools の一部)、あるいは任意の 16 進 (バイナリ) エディタや ASCII テキスト・エディタが使用できます。「Version : TI_P2.xxx」という文字列を検索してください。
- BTS のバージョン番号は、内部番号であり、サービス・パックのバージョンとは異なります。
- 以下の表は、サービス・パック (SP) のバージョン番号と BTS のバージョン番号との対応関係を示します。
- BTS ファイルの定義
-
SP のバージョンBTS のバージョンv4.8P2.148v4.5P2.146v4.4P2.144v4.3P2.143v4.2P2.141v3.9P2.136v3.8P2.131v3.7P2.127v3.6.1P2.124v3.6P2.123v3.5P2.122v3.4P3.1v3.3P2.112v3.2P2.107
インストールと使用方法- BTS ファイルは、ターゲット・プラットフォームの /lib/firmware/ ディレクトリ内にコピーする必要があります。このスクリプトをコピーした後、Bluetooth の電源投入時に Bluetooth スタックがこのスクリプトを自動的にダウンロードするようになります。初期化シーケンスの詳細については、以下の Wiki (英語) ページをご覧ください。
- ILI ファイル
- ILI ファイルは、Bluetooth ファームウェア・ロガーのメッセージをデコードし、読み取り可能な形式に変換します。このファイルを使用するのは、ロガー・ツールです (TI Wireless Tools をご覧ください)。
- XML ファイル
- XML ファイルには、ベンダ固有のコマンドとイベント、およびそれらのパラメータが記述されています。XML ファイルは、ユーザーにわかりやすい方法で BTS を表示する目的で HCI Tester アプリケーション (TI Wireless Tools を参照) が使用します。
機能
- Bluetooth Classic と Bluetooth Low Energy
- スリープをイネーブル (有効化) した状態
ダウンロード
技術資料
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種類 | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
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