Z-STACK
ZigBee 3.0 完全準拠ソリューション: Z-Stack 3.0
Z-STACK
概要
Zigbee 3.0 は、従来の複数の ZigBee プロファイルを組み合わせ、1 つの規格に統合しています。
- 組込み IoT アプリケーションでデータ・オブジェクト、モデル、機能を定義する IoT アプリケーション向けユニバーサル言語 dotdot の基礎となる統合型 Zigbee クラスタ・ライブラリを内蔵しています。
- ZigBee Base Device Behavior(ZigBee ベース・デバイスの挙動)仕様を実装しています。この仕様は、ネットワークの形成、検出、アプリケーションのプロビジョニングに関する一連の共通メカニズムを定義しており、すべての ZigBee デバイスでこのメカニズムの使用が可能です
- ZigBee PRO 2015 以降の仕様をベースにしています。このスタックは、帯域外の鍵交換で使用する Install Codes(インストール・コード)と、Distributed Security Networks for Coordinator-less(コーディネータなしで動作する分散型セキュリティ・ネットワーク)ネットワーク・トポロジーなど、新規および改善されたセキュリティ・モードを実現します。
- Green Power Proxy をサポートしており、エネルギー・ハーベスト・デバイスと超低消費電力デバイスの ZigBee ネットワークへのシームレスな接続が可能になります。
- 従来の ZigBee PRO やアプリケーション・プロファイルとの上位 / 下位互換性が維持されています。
SimpleLink SDK ZigBee スタック(Z-Stack)
Z-Stack は、SimpleLink™ CC13x2 / CC26x2 ソフトウェア開発キットのコンポーネントの1つです。このコンポーネントでは、Zigbee® 3.0 仕様をベースとした製品を開発できます。Z-Stack は、CC13x2 および CC26x2 プラットフォーム上で認証済み Zigbee 3.0 ソリューションを開発するTI の包括的なソリューションです。このリリースに含まれる Z-Stack はZigbee 3.0 仕様に基づいており、新たな利点として TI-RTOS 上でも実行できます。
- Zigbee 認証済みスタック – Z-Stack コア v1.0.0.0
- Zigbee PRO 2017 (R22)
- Green Power Proxy v1.1.1
- Zigbee Cluster Library (ZCL) 7 統合
- スタンドアローン・ホーム・オートメーションのサンプル・アプリケーションは、迅速な製品開発に貢献します
- 汎用サンプル・アプリケーションで Zigbee 3.0 認定取得カスタム製品の開発開始をサポート
- バッテリ不要デバイス用のグリーン・パワー・デバイス(GPD)およびグリーン・パワー・スキン(GPS)のサンプル
- 統合ユーザー・インターフェイスまたは Zigbee ネットワーク・プロセッサ(ZNP)デュアル・デバイス構成
- Zigbee デバイス・ファームウェアのワイヤレス・アップデート用のセキュアなワイヤレス・ダウンロード(Over-the-Air Download、OAD)ファームウェア・アップグレード機能のサポートとワイヤレス・アップデート(Over-the-Air Update、OTA)のサンプル
- ダイナミック・マルチプロトコル・マネージャ(DMM)統合 - SDK に付属した BLE + Zigbee サンプル
- TI-RTOS ドライバとの完全統合により、リアルタイム・スケジューリング、自動パワー・マネージメント、ペリフェラル・デバイス・ドライバの活用が可能
- Code Composer Studio™(CCS)での無料のコード開発オプション
- TI の Zigbee 3.0 Linux ゲートウェイと互換性があります。このゲートウェイは、Linux ベースのプラットフォームをホスト・プロセッサとして使用したイーサネットから ZigBee へのゲートウェイのリファレンスです。これにより、IP ベースのインターフェイス上に複数のアプリケーションを容易に統合し、ZigBee プロトコルの機能をユーザーに対して抽象化できます。
CC253x Z-Stack 3.0.2
Z-Stack 3.0.2 は、CC2530 および CC2538 SimpleLink Wireless MCU の各ワイヤレス・マイコンを対象とする、ZigBee 3.0 認証取得済みの TI のプロトコル・スイートです。
- Zigbee PRO 2015 (R21) 認証済みスタック(Z-Stack コア v2.7.2)
- CC2592 と CC2590 の各 RF フロント・エンドをサポートしています。これらのフロント・エンドは最大でそれぞれ、+22dBm と +14dBm の送信電力に対応しており、レシーバの感度を向上します。
ワークスペース機能
統合開発環境:
Z-Stack はIAR と CCS のコンパイラを使用して開発とテストが行われています。お客様は、Z-Stack で使用している IAR の各バージョンを以下のリンクから入手し、30 日間評価することができます。http://www.iar.com/Products/Wireless-solutions/Tools-for-TI-wireless/。CCS の各バージョンは、無償で提供されています。
アプリケーション、ライブラリ、hex(16 進、つまりバイナリ)ファイルは以下のバージョンの IAR / CCS ツールを使用してビルドとテストが行われています。同じバージョンの IDE ツールの使用を推奨します。.
- SimpleLink SDK Z-Stack
- トップ・レベルの SimpleLink CC13x2 / CC26x2 SDK リリース・ノートを参照してください
- CC253x Z-Stack 3.0.2
- CC2538 ワイヤレス・マイコン向け EWARM 8.22.1
- CC2530 / CC2531 ワイヤレス・マイコン向け EW8051 10.20.1
ライセンス購入の詳細についてはお近くの IAR オフィスにお問い合わせください。
プロトコル・アナライザ
TI は Ubilogix と協力し、IEEE 802.15.4 と ZigBee 向けの先進プロトコル・アナライザを提供しています。Ubilogix の Ubiqua Protocol Analyzer は、TI の CC2531EMK、LAUNCHXL-CC1352P、LAUNCHXL-CC1352R、および LAUNCHXL-CC26X2R1 をサポートしています。Ubiqua は IEEE 802.15.4、ZigBee 2007、ZigBee 2007 PRO、ZigBee RF4CE、6LoWPAN プロトコルをサポートするフル機能アナライザです。TI の SmartRF Packet Sniffer キャプチャ・ファイルをインポートできます。
SmartRF Packet Sniffer 2 は、LAUNCHXL-CC1352P、LAUNCHXL-CC1352R、または LAUNCHXL-CC26X2R1 を Wireshark dissector と組み合わせて使用し、ワイヤレス・パケットのキャプチャと表示を行うこともできます。
リリースのアーカイブ
改良や新機能を加えた最新リリース製品をぜひご活用ください。従来の Z-Stack リリースはこちらからアクセスできます。
ダウンロード
お役立ちリソース
CC2538-SW — CC2538 Foundation Firmware
サポート対象の製品とハードウェア
製品
低消費電力 2.4GHz 製品
ハードウェア開発
評価ボード
CC2538-SW — CC2538 Foundation Firmware
製品
低消費電力 2.4GHz 製品
ハードウェア開発
評価ボード
PACKET-SNIFFER — SmartRF™ Packet Sniffer 2.18.1
サポート対象の製品とハードウェア
製品
低消費電力 2.4GHz 製品
Sub-1GHz ワイヤレス・マイコン
Sub-1GHz トランシーバ
他のワイヤレス製品
車載ワイヤレス接続製品
ハードウェア開発
評価ボード
開発キット
PACKET-SNIFFER — SmartRF™ Packet Sniffer 2.18.1
製品
低消費電力 2.4GHz 製品
Sub-1GHz ワイヤレス・マイコン
Sub-1GHz トランシーバ
他のワイヤレス製品
車載ワイヤレス接続製品
ハードウェア開発
評価ボード
開発キット
SWRC086 — OSAL NV Startup Time Update
技術資料
種類 | タイトル | 最新の英語版をダウンロード | 日付 | |||
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アプリケーション・ノート | Breaking the 400-Node ZigBee Network Barrier TI's ZigBee SoC & Z-Stack Software (Rev. D) | 2020年 9月 9日 | ||||
技術記事 | How SysConfig jump-starts embedded system development | PDF | HTML | 2019年 10月 30日 | |||
アプリケーション概要 | What's New in Zigbee 3.0 (Rev. A) | PDF | HTML | 2019年 6月 6日 | |||
アプリケーション・ノート | Z-Stack End Dev Pwr Cons Measuremen w/ the SimpleLink™ Wireless MCU Family (Rev. B) | PDF | HTML | 2019年 5月 17日 | |||
技術記事 | The “key” to security: Zigbee 3.0’s security features | PDF | HTML | 2019年 2月 5日 | |||
デベロッパー・ネットワーク資料 | IAR Embedded Workbench® for ARM | 2016年 12月 8日 | ||||
デベロッパー・ネットワーク資料 | IAR Embedded Workbench® for 8051 | 2016年 12月 8日 | ||||
技術記事 | What can we learn for IIoT from the man who invented the Web? | PDF | HTML | 2016年 1月 12日 | |||
アプリケーション・ノート | AN-131 Pwr Consumption Meas & Optimization for CC2538 End Device With Z-Stack | 2014年 6月 4日 | ||||
アプリケーション・ノート | AN079 -- Measuring Power Consumption of CC2530 with Z-Stack | 2012年 9月 28日 | ||||
アプリケーション・ノート | AN086 -- Using CC2591 Front End with CC2530 and CC2531 (Rev. A) | 2009年 12月 16日 |