JAJSGO5F August 2018 – August 2023 LM5155-Q1 , LM51551-Q1
PRODUCTION DATA
ソフトスタート機能は、コンバータを定常状態動作点へと徐々に到達させることで、スタートアップ時のストレスやサージを低減します。このデバイスは、SS ピンの電圧、または内部の 1.2V 基準電圧のどちらか低い方に FB ピンを調整します。
起動時、内部の 10μA ソフトスタート電流源 (ISS) は、VCC 電圧が 2.85VCC UV スレッショルドを超えてから 50μs 後、または VCC 電圧が 4.5V を超えたときのいずれか早い方でオンになります。ソフトスタート電流によって、SS ピンに接続された外付けソフトスタート・コンデンサの電圧が徐々に上昇します。その結果、出力電圧が次第に上昇します。SS ピンは、VCC が VCC UVLO スレッショルド未満の場合、UVLO が UVLO スレッショルド未満の場合、ヒカップ・モードのオフ時間のとき、またはサーマル・シャットダウンのときに内部スイッチによってグランドにプルダウンされます。
昇圧トポロジでは、ソフトスタート時間 (tSS) は入力電源電圧によって変化します。昇圧トポロジにおけるソフトスタート時間は、式 3 に示すように計算されます。
SEPIC トポロジでは、ソフト・スタート時間 (tSS) は次のように計算されます。
テキサス・インスツルメンツでは、過電流状態にならずにコンバータを起動できるよう、ソフト・スタート時間を十分に長く設定することをおすすめします。詳細については、「」 を参照してください。
図 9-8 に、フライバック・トポロジでの 1 次側ソフトスタートの実装を示します。
図 9-9 に、フライバック・トポロジでの 2 次側ソフトスタートの実装を示します。