JAJSO67 january 2023 MCT8329A
PRODUCTION DATA
DRVOFF が High に駆動されると、ゲート・ドライバはシャットダウンに移行します。DRVOFF はデバイス内部のデジタル制御ロジックをバイパスし、ゲート・ドライバ出力に直接接続されます (図 7-41 を参照)。このピンを使うと、内部制御ロジックを直接バイパスできるため、ゲート・ドライバが無効化された際のフォルトを外部から監視できます。MCT8329A は DRVOFF ピンのロジック High を検出すると、ゲート・ドライバを無効化し、プルダウン・モードに移行します (図 7-42 を参照)。ゲート・ドライバのシャットダウン・シーケンスは、図 7-42 に示すように進行します。ゲート・ドライバがシャットダウン・シーケンスを開始すると、ゲート・ドライバは、ISINK の電流で tSD_SINK_DIG 時間の間アクティブ・プルダウンされ、その後、パッシブ・プルダウン・モードに移行します。
DRVOFF ピンを High にプルしても、本デバイスはスリープ・モードにもスタンバイ・モードにも移行せず、デジタル・コアは依然としてアクティブです。DRVOFF のステータスは DRV_OFF ビットで通知され、ピンのステータス変更と DRV_OFF ビットのステータス更新との間に最大 100ms の待ち時間があります。モーター動作中に DRVOFF がロジック High に遷移すると、コントローラはモーター・フォルトを報告することがあります。DRVOFF を High から Low にプルすると、(DRVOFF ピンを Low にしてから最大 100ms の待ち時間で) MCT8329A はモーター起動シーケンスを実行します (セクション 7.3.9 を参照)。