JAJSD65C february 2017 – february 2023 PGA460-Q1
PRODUCTION DATA
コマンド・フィールドは、マスタから送信される各フレームの中で 2 番目のフィールドです。コマンド・フィールドには、特定の PGA460-Q1 デバイスへ伝送されるデータについて、デバイスがそのデータをどのように扱うべきか、そのデータをどこへ送信すべきかという命令が収容されています。コマンド・フィールドでは、読み取り操作で、データをコントローラへ送り返すように PGA460-Q1 デバイスへ指示することもできます。伝送されるデータ・フィールドの数も、コマンド・フィールドのコマンドにより決定されます。図 7-22 は、コマンド・フィールドのフォーマットを示したものです。
PGA460-Q1 デバイスでは、コマンド・フィールドの最後の 3 ビットは UART アドレス情報用に予約されています。コマンド・フィールドのアドレス情報は、UART アドレスが書き込まれている EEPROM メモリの UART_ADDR パラメータと比較されます。コマンド・フィールドを受信すると、PGA460-Q1 デバイスは、自己のアドレスが受信アドレスと一致しているかどうかを確認します。一致している場合、デバイスは受信したコマンドを実行します。アドレスが一致しない場合、デバイスは受信フレームを無視します。通信効率を向上させるため、共通のブロードキャスト・コマンドが定義されています。これは、コマンド・フィールドのアドレスに関係なく PGA460-Q1 デバイスが実行するものです。これらのコマンドおよびすべての UART コマンドについて は、表 7-3 を参照してください。
PGA460-Q1デバイスの出荷時にあらかじめ書き込まれているアドレスは 0 です。