JAJSTH6M July 1999 – March 2024 SN65LVDS1 , SN65LVDS2 , SN65LVDT2
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
すでに説明したように、LVDS 通信チャネルは、抵抗性負荷で終端された伝送ラインを駆動する電流源を使用します。この負荷は、送信された電流をレシーバ入力の電圧に変換する役割を果たします。入射波のスイッチング (チャネルを最高の信号速度で動作させるために必要) を確実に行うには、終端抵抗を伝送ラインの特性インピーダンスに一致させる必要があります。終端抵抗がメディアの公称特性インピーダンスの 10% 以内であることを確認する必要があります。伝送ラインのインピーダンスが 100Ω を目標としている場合、終端抵抗は 90Ω~110Ω にする必要があります。
ライン終端抵抗は、抵抗からレシーバまでのスタブ長を最小化するため、レシーバにできるだけ近づけて配置する必要があります。限界の場合には終端抵抗をレシーバに組み込むことになりますが、これはまさに SN65LVDT2 で提供されているものです。SN65LVDT2 は、SN65LVDS2 レシーバのすべての機能と性能に加え、内蔵された終端負荷という追加機能も備えています。
このセクションでは、ポイント ツー ポイント通信について説明していますが、マルチドロップ トポロジを使用する場合は注意が必要です。このようなトポロジでは、ライン終端抵抗は伝送ラインの終端にのみ配置します。このような環境では、SN65LVDS2 レシーバをメイン バスから分岐する負荷に使用でき、SN65LVDT2 はバス エンドでのみ使用されます。