JAJSKV5C december 2020 – may 2023 TMP139
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
TMP139には 図 7-8 に示すように、デフォルト読み取りアドレス・ポインタ・モードがあり、I2C バス上の特定のレジスタを読み取ります。 ホストから送信されるバイト数は、標準の I2C 読み取り動作より 2 つ少ないため、このモードではより効率的なポーリング・メカニズムを実現できます。 MR18 レジスタのビット DEF_RD_ADDR_POINT_EN を使用して、モードをイネーブルにします。また、ビット DEF_RD_ADDR_POINT_Start を使用して、デフォルトの読み取りアドレス・ポインタをレジスタ・マップ内の特定のレジスタに設定します。このモードをイネーブルにすると、TMP139は、バス上でストップ・コンディションが発生したときに、内部読み取りアドレス・ポインタを特定のレジスタに設定します。
この動作モードには、具体的には 2 つのケースがあります。第 1 のケースでは 図 7-9 に示すように、デフォルト読み取りモードの前に通常の I2C 読み取りがあります。スタートの前にストップがある場合、内部の読み取りアドレス・ポインタはデフォルト・アドレス・ポインタに設定されます。それ以降のデータ読み取りでは、そのデフォルト読み取りアドレス・ポインタに対応するデータ・バイトが TMP139 によって送信されます。ストップではなくリピート・スタートが発行された場合、TMP139は、デフォルト読み取りアドレス・ポインタに基づいてデータを送信します。
第2のケースでは 図 7-10 に示すように、デフォルト読み取りモードの前に、通常の I2C 書き込みがあります。ストップの後に書き込みバス動作が続き、次にリピート・スタートで読み取りモードが実行される場合、TMP139 は、内部の読み取りアドレス・ポインタをデフォルト読み取りアドレスに更新して、バイトをホストに送信します。