JAJSKV5C december 2020 – may 2023 TMP139
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
DEVCTRL CCC は、バス上のデバイスに共通するイネーブルまたはディセーブル操作のために、ホスト・コントローラによって発行されます。TMP139 は DEVCTRL CCC を認識するものとします。
このコマンドは一般にブロードキャスト・モードで発行されますが、ユニキャストまたはマルチキャスト・モードとして発行することもできます。ホストは、RegModフィールドを 0 に設定すると一般的アクセスとして、RegModを1 に設定すると特定のレジスタ・アクセスとして、DEVCTRL CCC を発行することができます。RegMod フィールドが 0 に設定されていて、PEC がディセーブルのときの DEVCTRL CCC パケット構造を 図 7-41 に示します。RegMod フィールドが 0 に設定されていて、PEC がイネーブルのときの DEVCTRL CCC の構造を 図 7-42 に示します。後者の場合、ホスト・コントローラは、スタートまたはリピート・スタートの後にある 7'h7E および R/W = 0 のバイト以外のすべてのバイトに対して計算された PEC バイトを追加するものとします。
RegMod フィールドが 1 に設定されていて、PEC がディセーブルのときの DEVCTRL CCC パケット構造を 図 7-43 に示します。RegMod フィールドが 1 に設定されていて、PEC がイネーブルのときの DEVCTRL CCC の構造を 図 7-44 に示します。後者の場合、ホスト・コントローラは、スタートまたはリピート・スタートの後にある 7'h7E および R/W = 0 のバイト以外のすべてのバイトに対して計算された PEC バイトを追加するものとします。CMDフィールドが書き込みバイトが 1 つしかないことを示している場合、オプションのレジスタ・データをホストから送信してはなりません。
前のトランザクションにパリティまたは PEC エラーがある場合に、ホストがリピート・スタートによりトランザクションを開始すると、TMP139 は、DEVCTRL CCC に対して NACK 応答します。
フィールド | 説明 | 値 | アクション |
---|---|---|---|
ADDRMASK[2:0] | ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストの選択 | 000 = ユニキャスト・コマンド | TMP139 は、DEVADDR[6:0] フィールドとそのシリアル・アドレスを一致させます。 |
011 = マルチキャスト・コマンド | TMP139 は、DEVADDR[6:3] フィールドと、シリアル・アドレスの LID コードを一致させます。 | ||
111 = ブロードキャスト・コマンド | TMP139 は、DEVADDR[6:0] を無視し、必要なアクションを実行します。 | ||
STOFFSET[1:0] | 開始オフセット・バイト | 00 = バイト 0 | TMP139 は、DEVCTRL DATA 0、DEVCTRL DATA 1、DEVCTRL DATA 2、DEVCTRL DATA 3の中からどのバイトが最初のバイトであるかを識別し、それに応じてレジスタを更新します。 このフィールドは、REGMOD = 0 のときのみ有効です。 |
01 = バイト 1 | |||
10 = バイト 2 | |||
11 = バイト 3 | |||
PECBL[1:0] | PEC バイト位置のバースト長を識別します | 00 = 1 バイト | TMP139 は、DEVCTRL DATA バイト送信後の PEC バイトの位置を識別します。 このフィールドは、REGMOD = 0 で PEC がイネーブルのときのみ有効です。 |
01 = 2 バイト | |||
10 = 3 バイト | |||
11 = 4 バイト | |||
REGMOD | 一般的レジスタ・アクセスであるか特定のレジスタ・アクセスであるかを識別します | 0 = 一般的アクセス | TMP139 は、DEVCTRL DATA バイトを 表 7-9 で説明されている一般的データ・バイトとして解釈します |
1 = レジスタ・アクセス | TMP139 は、DEVCTRL DATA バイトを特定のレジスタ・アクセス・バイトとして解釈します。 PEC がディセーブルの場合、特定のレジスタ・アクセスに使用されるフォーマットは、図 7-11 に従っています。 PECがイネーブルの場合、特定のレジスタ・アクセスに使用されるフォーマットは、図 7-13 に従っています |
DEVCTRL DATA ビット | 機能 | 値 | アクション |
---|---|---|---|
DEVCTRL DATA 0 [7] | PEC イネーブル | 0 = ディセーブル | MR18 レジスタの PEC_EN ビットが更新されます |
1 = イネーブル | |||
DEVCTRL DATA 0 [6] | パリティ・ディセーブル | 0 = イネーブル | MR18 レジスタの PAR_DIS ビットが更新されます |
1 = ディセーブル | |||
DEVCTRL DATA 0 [5:0] | 予約済み | 予約済み | |
DEVCTRL DATA 1 [7:4] | 予約済み | 予約済み | |
DEVCTRL DATA 1 [3] | グローバル IBI クリア | 0 =アクションなし | MR27 レジスタの CLR_GLOBAL ビットが更新されます |
1 = すべてのイベントおよび保留されている IBI をクリア | |||
DEVCTRL DATA 1 [2:0] | 予約済み | 予約済み | |
DEVCTRL DATA 2 [7:0] | 予約済み | 予約済み | |
DEVCTRL DATA 3 [7:0] | 予約済み | 予約済み |
前のトランザクションにパリティまたは PEC エラーがある場合に、ホストがリピート・スタートによりトランザクションを開始すると、TMP139 は、DEVCTRL CCC に対して NACK 応答します。