JAJSBQ5S December 1976 – June 2024 ULN2002A , ULN2003A , ULN2003AI , ULN2004A , ULQ2003A , ULQ2004A
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
ULN2003A デバイスの各チャネルは、ダーリントン接続された NPN トランジスタで構成されています。このように接続することで、非常に大きい電流ゲイン (β2) を持つ 1 つのトランジスタと同じ効果を生み出すことができます。電流によっては、このゲインは 10,000A/A に達する場合があります。この非常に高い β により、非常に小さい入力電流 (小さい GPIO 電圧で動作することと本質的に同じです) で大きい出力電流を駆動できます。
GPIO 電圧は、入力とプリドライバのダーリントン NPN のベースとの間に接続された 2.7kΩ の抵抗により、ベース電流に変換されます。それぞれの NPN のベース - エミッタ間に接続された 7.2kΩ と 3kΩ の抵抗はプルダウンとして機能し、入力から発生する可能性があるリーク電流の量を抑制します。
出力と COM ピンとの間に接続されたダイオードは、NPN ドライバがオフになった (シンクを停止した) ときに励起される誘導性負荷からのキックバック電圧を抑制するために使用されます。コイルに蓄積されたエネルギーは逆電流を生じさせ、キックバック・ダイオード経由でコイル電源に流れ込みます。
通常の動作では、ベースおよびコレクタ・ピンからエミッタへのダイオードは、逆バイアスされています。これらのダイオードが順バイアスされると、内部の寄生 NPN トランジスタに他の (付近の) デバイス・ピンから (ほぼ等しい) 電流が流れます。