JAJA736C march 2023 – june 2023 THVD1424 , THVD1454
50 フィートのツイストペア・ケーブルと 4 つの THVD1424 基板を以下のように接続し、4 ノードの半二重ネットワークを構築しました。マルチポイント・ネットワークに理想的なトポロジはデイジー・チェーンですが、ここでは長いスタブによる信号品質の劣化の影響を示すため、スタブ付きのバス・トポロジでネットワークを構築します。
各ノードは 5V に接続されます。グランドはすべてのノード間で共通です。ノード B はファンクション・ジェネレータを使用して駆動され、バスの波形はノード A でチェックされます。
ケース 1:各ノードのスルーレート制御 (SLR) ピンをグランドに接続し、高速時の終端の影響をチェックします。ノード B は 2Mbps で駆動されます
ケース 2:ノード B は 10Mbps で駆動されます
ケース 3:ノード B は 20Mbps で駆動されます
ケース 4:すべてのノードで SLR ピンが High になり、ノード B は 500kbps で駆動されます。
上記の波形が示すように、ネットワークの両端を終端すると、反射を低減してバスの波形を大幅に改善できます。500kbps はかなり遅い速度で、低速かつこの距離の場合は終端が必要ではありませんが、この場合も終端を使用するとバスの波形が改善されます。
注:終端されたバスの波形は振幅が小さくなります。これは、無負荷ドライバの差動出力スイングは電源のものに近く、負荷ありのドライバの出力よりも大きくなるのが理由で、予期される結果です。また、これらの遷移時間 (ドライバが 20Mbps モードに設定されているとき、標準値約 10ns) にわたって、スタブの長さは意図的に、実際のネットワークで発生するものよりも長く維持されます。もう 1 つ注意すべきは、信号速度が 20Mbps で 50 フィート長のネットワークは、ケーブルの AC 損失のため多少パフォーマンスが低下するので、終端ありの状態でも波形が理想的なものではないことです。