JAJSBQ5S December   1976  – June 2024 ULN2002A , ULN2003A , ULN2003AI , ULN2004A , ULQ2003A , ULQ2004A

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. ピン構成および機能
  6. 仕様
    1. 5.1  絶対最大定格
    2. 5.2  ESD 定格
    3. 5.3  推奨動作条件
    4. 5.4  熱に関する情報
    5. 5.5  電気的特性:ULN2002A
    6. 5.6  電気的特性:ULN2003A、ULN2004A
    7. 5.7  電気的特性:ULN2003AI
    8. 5.8  電気的特性:ULN2003AI
    9. 5.9  電気的特性:ULQ2003A および ULQ2004A
    10. 5.10 スイッチング特性:ULN2002A、ULN2003A、ULN2004A
    11. 5.11 スイッチング特性:ULN2003AI
    12. 5.12 スイッチング特性:ULN2003AI
    13. 5.13 スイッチング特性:ULQ2003A、ULQ2004A
    14. 5.14 代表的特性
  7. パラメータ測定情報
  8. 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 機能説明
    4. 7.4 デバイスの機能モード
      1. 7.4.1 誘導性負荷の駆動
      2. 7.4.2 抵抗性負荷の駆動
  9. アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 設計要件
      2. 8.2.2 詳細な設計手順
        1. 8.2.2.1 駆動電流
        2. 8.2.2.2 LOW レベル出力電圧
        3. 8.2.2.3 消費電力と温度
      3. 8.2.3 アプリケーション曲線
    3. 8.3 システム例
    4. 8.4 電源に関する推奨事項
    5. 8.5 レイアウト
      1. 8.5.1 レイアウトのガイドライン
      2. 8.5.2 レイアウト例
  10. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 9.1 ドキュメントのサポート
      1. 9.1.1 関連資料
    2. 9.2 関連リンク
    3. 9.3 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    4. 9.4 サポート・リソース
    5. 9.5 商標
    6. 9.6 静電気放電に関する注意事項
    7. 9.7 用語集
  11. 10改訂履歴
  12. 11メカニカル、パッケージ、および注文情報

機能説明

ULN2003A デバイスの各チャネルは、ダーリントン接続された NPN トランジスタで構成されています。このように接続することで、非常に大きい電流ゲイン (β2) を持つ 1 つのトランジスタと同じ効果を生み出すことができます。電流によっては、このゲインは 10,000A/A に達する場合があります。この非常に高い β により、非常に小さい入力電流 (小さい GPIO 電圧で動作することと本質的に同じです) で大きい出力電流を駆動できます。

GPIO 電圧は、入力とプリドライバのダーリントン NPN のベースとの間に接続された 2.7kΩ の抵抗により、ベース電流に変換されます。それぞれの NPN のベース - エミッタ間に接続された 7.2kΩ と 3kΩ の抵抗はプルダウンとして機能し、入力から発生する可能性があるリーク電流の量を抑制します。

出力と COM ピンとの間に接続されたダイオードは、NPN ドライバがオフになった (シンクを停止した) ときに励起される誘導性負荷からのキックバック電圧を抑制するために使用されます。コイルに蓄積されたエネルギーは逆電流を生じさせ、キックバック・ダイオード経由でコイル電源に流れ込みます。

通常の動作では、ベースおよびコレクタ・ピンからエミッタへのダイオードは、逆バイアスされています。これらのダイオードが順バイアスされると、内部の寄生 NPN トランジスタに他の (付近の) デバイス・ピンから (ほぼ等しい) 電流が流れます。