電圧および電流の読み取り値のキャリブレーションは、次の手順で行います。
- GUI を接続すると、電圧、電流、有効電力、他の測定パラメータの結果が表示されます。
- すべての位相について、目的の電圧と電流を供給するようにテスト・ソースを構成します。これらが、各位相の電圧と電流の間で位相シフトが 0 になっている電圧と電流のキャリブレーション・ポイントであることを確認します。たとえば、120V、10A、0° (PF = 1) です。通常、これらの値はすべての位相で同じです。
- 図 4-6 の [Manual cal.] ボタンをクリックします。図 4-8 の画面がポップアップ表示されます。
- それぞれの電圧と電流の補正値を計算します。電圧および電流のフィールドに入力する必要のある補正値は、式 19 を使用して計算します。
式 19. ここで、
- valueobserved は、テキサス・インスツルメンツのメータで測定された値です
- valuedesired は、AC テスト・ソースで構成されたキャリブレーション・ポイントです
- すべての電圧と電流を計算した後で、対応する位相の
電圧と電流のフィールドに、これらの値をそのまま (±) 入力します。
- [Update meter] ボタンをクリックすると、GUI の電圧と電流について測定された値が、目的の電圧と電流に即座にセトリングされます。