JAJU909A November 2023 – February 2024 THS6222 , THS6232
TIDA-010935 を動作させるには、マイクロコントローラが必要です。マイクロコントローラから、変調器およびライン・ドライバを経由して、要求されたデータを電力線を通じて送信できます。TIDA-010935 は、OOK 変調方式による THVD8000 RS-485 トランシーバを変調器として使用します。
THVD8000 のもう 1 つの機能は FSET ピンです。このピンを使うと、変調および復調方式で使用するキャリア周波数を外付け抵抗によって決定できます。THVD8000 では、125kHz~5MHz の範囲であらかじめ設定されたキャリア周波数を利用可能です。このシステムでは、複数のキャリア周波数をテストできるように、対応する 4 つのキャリア周波数が選択されており、FSETB0 および FSETB1 の値を設定することにより、ソフトウェア側で選択できます。表 2-1 に、TIDA-010935 で利用可能なキャリア周波数と、それに対応する抵抗値を示します。表 2-2 に、所定のキャリア周波数に設定するための FSETB0 および FSETB1 の値を示します。
RF_SET (kΩ) | OOK f0 (kHz) |
---|---|
77 | 125 |
19 | 500 |
4.4 | 2000 |
1.5 | 5000 |
FSETB0 | FSETB1 | OOK f0 (kHz) |
---|---|---|
0 | 0 | 125 |
1 | 0 | 500 |
0 | 1 | 2000 |
1 | 1 | 5000 |