パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RHB) | 32 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 105 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
MSP430FR2475 の特徴
- 組み込みマイクロコントローラ
- 16 ビットの RISC アーキテクチャ
- 最高 16MHz のクロック周波数をサポート
- 3.6V~1.8V の広い電源電圧範囲 (最小電源電圧は SVS レベルにより制限されます。SVS の仕様を参照)
- 最適化された超低消費電力モード
- アクティブ・モード:135µA/MHz (標準値)
- スタンバイ: LPM3.5、リアルタイム・クロック (RTC) カウンタ、32,768Hz の水晶発振器を使用:660nA (標準値)
- シャットダウン (LPM4.5):37nA (SVS なし)
- 低消費電力の強誘電体 RAM (FRAM)
- 最大 64KB の不揮発性メモリ
- エラー訂正コード (ECC) 搭載
- 書き込み保護を設定可能
- プログラム、定数、ストレージの統合メモリ
- 書き込みサイクルの耐久性:1015 回
- 放射線耐性、非磁性
- インテリジェントなデジタル・ペリフェラル
- 3 つのキャプチャ / 比較レジスタを搭載した 16 ビット・タイマ (Timer_A3) × 4
- 7 つのキャプチャ / 比較レジスタを搭載した 16 ビット・タイマ (Timer_B7) × 1
- 16 ビット・カウンタ専用 RTC × 1
- 16 ビットの巡回冗長性検査 (CRC)
- ピンのリマップ機能をサポートした拡張シリアル通信
- 2 つの eUSCI_A が UART、IrDA、SPI をサポート
- 2 つの eUSCI_B が SPI および I2C をサポート
- 高性能アナログ
- 最大 12 のチャネルを持つ 12 ビット・アナログ / デジタル・コンバータ (ADC) × 1
- 内部共有基準電圧 (1.5、2.0、2.5V)
- サンプル・アンド・ホールド 200ksps
- 拡張コンパレータ (eCOMP) × 1
- 基準電圧として 6 ビット DAC を搭載
- ヒステリシスをプログラム可能
- 高消費電力モードと低消費電力モードを構成可能
- 最大 12 のチャネルを持つ 12 ビット・アナログ / デジタル・コンバータ (ADC) × 1
- クロック・システム (CS)
- オンチップの 32kHz RC 発振器 (REFO)、1µA をサポート
- オンチップの 16MHz デジタル制御発振器 (DCO)、周波数ロック・ループ (FLL) 付き
- オンチップの基準電圧は室温で ±1% 精度
- オンチップの超低周波数 10kHz 発振器 (VLO)
- オンチップの高周波数変調発振器 (MODOSC)
- 外付けの 32kHz 水晶発振器 (LFXT)
- 1~128 にプログラム可能な MCLK プリスケーラ
- 1、2、4、8 にプログラム可能なプリスケーラを使って MCLK から SMCLK を生成
- 汎用入出力およびピン機能
- LQFP-48 パッケージで 43 の I/O を搭載
- すべての GPIO の 43 の割り込みピンで MCU を低消費電力モードからウェイクアップ可能
- 開発ツールとソフトウェア
- 開発ツール
- ターゲット開発ボード MSP‑TS430PT48A
- LaunchPad™ 開発キット LP-MSP430FR2476
- 開発ツール
- ファミリ製品 (「デバイスの比較」も参照)
- MSP430FR2476:64KB のプログラム FRAM、512 バイトの情報 FRAM、8KB の RAM
- MSP430FR2475:32KB のプログラム FRAM、512 バイトの情報 FRAM、6KB の RAM
- パッケージ・オプション
- 48 ピン:LQFP (PT)
- 40 ピン:VQFN (RHA)
- 32 ピン:VQFN (RHB)
MSP430FR2475 に関する概要
MSP430FR247x マイクロコントローラ (MCU) は、センシングおよび測定アプリケーション向けの超低消費電力、低コスト・デバイスである MSP430™ MCU バリュー・ライン・ポートフォリオの製品です。MSP430FR247x MCU には、12 ビットの SAR ADC と、1 つのコンパレータが統合されています。MSP430FR247x MCU は、すべて -40℃~105℃の拡張温度範囲に対応しているため、高温になる産業用アプリケーションでデバイスの FRAM データ・ロギング機能を活用できます。
MSP430FR247x MCU は、ハードウェアおよびソフトウェアの大規模なエコシステムによってサポートされており、リファレンス・デザインやコード・サンプルを利用して設計をすぐに開始できます。開発キットには、MSP-TS430PT48 48 ピン・ターゲット開発ボードが含まれています。また、TI は無償の MSP430Ware™ ソフトウェアも提供しており、Code Composer Studio™ IDE デスクトップのコンポーネントとして利用できます。また、TI Resource Explorer ではクラウド・バージョンを利用できます。TI のハウスキーピング・サンプル・シリーズ、MSP Academy トレーニング、 TI E2E™ サポート・フォーラムによるオンライン・サポートなどの豊富なオンライン資料によっても MSP430 MCU はサポートされています。
MSP430 超低消費電力 (ULP) FRAM マイクロコントローラ・プラットフォームは、独自の組み込み FRAM と包括的な超低消費電力のシステム・アーキテクチャを組み合わせたものであり、システム設計において性能の向上と消費電力の削減を両立できます。FRAM テクノロジーは、RAM の低消費電力で高速な書き込み、柔軟性、耐久性と、フラッシュの不揮発性動作を併せ持つものです。
TI の MSP430 ファミリの低消費電力マイクロコントローラ・ファミリは、各種アプリケーションを対象とするそれぞれ異なるペリフェラルを備えたデバイスで構成されています。アーキテクチャに多様な低消費電力モードを組み合わせ、携帯型測定機器で長いバッテリ駆動時間を実現するように最適化されています。本 MCU には強力な 16 ビット RISC CPU、16 ビット・レジスタ、および定数ジェネレータが内蔵されているため、最高のコード効率を実現できます。また、デジタル制御発振器 (DCO) により、低消費電力モードからアクティブ・モードへ 10µs (標準値) 未満でウェイクアップできます。
モジュールの詳細な説明については、『MSP430FR4xx and MSP430FR2xx family Users Guide』(英語) を参照してください。