TPS7B85-Q1
- 車載アプリケーション用に AEC-Q100 認定取得済み
- 温度グレード 1:-40℃~+125℃、TA
- 接合部温度:–40℃~+150℃、TJ
- 入力電圧範囲:3V~40V (最大 42V)
- 出力電圧範囲:3.3V および 5V (固定)
- 出力電流:最大 150mA
- 出力電圧精度:±0.75% (最大値)
- 低いドロップアウト電圧:
- 150mA で 225mV 以下 (VOUT ≥ 3.3V)
- 低い静止電流:
- 18µA (標準値)
- ディセーブル時:4µA 以下
- 優れたライン過渡応答:
- VOUT の ±2% の偏差 (コールド・クランク時)
- VOUT の ±2% の偏差 (1V/µs の VIN スルーレート)
- 電圧検出機能を内蔵
- 調整可能なスレッショルドとプログラム可能な遅延時間を備えたパワー・グッド
- 2.2µF 以上のコンデンサで安定
- 機能安全対応
- パッケージ:サーマル・パッド付きの 10 ピン VSON
- 低い熱抵抗 (RθJA):50.3°C/W
TPS7B85-Q1 は、車載用アプリケーションのバッテリに接続するように設計された低ドロップアウト・リニア・レギュレータです。このデバイスの入力電圧範囲は 40V まで拡張されているため、車載用システムで予測される過渡事象 (負荷ダンプなど) にも耐えられます。このデバイスは静止電流がわずか 18µA であることから、スタンバイ・システムのマイクロコントローラや CAN (コントローラ・エリア・ネットワーク) トランシーバなどの常時オンのコンポーネントへの電力供給に最適なソリューションです。
このデバイスは、負荷やラインの変動 (例:コールド・クランク条件時) に出力が素早く応答できる最先端の過渡応答性能を備えています。またこのデバイスは、ドロップアウトからの回復時に出力オーバーシュートを最小限に抑える革新的なアーキテクチャを採用しています。通常動作時は、ライン、負荷、温度の全範囲にわたって誤差 ±0.75% 以下の高い DC 精度を維持します。
TPS7B85-Q1 はパワー・グッドおよび電圧監視機能を内蔵しています。パワー・グッドの遅延時間と電圧スレッショルドは、外付け部品で調整できます。内蔵電圧検出器を使用して入力電圧を監視し、バッテリ電圧が低下し始めた際に下流の部品 (MCU など) にアラートを発行できます。
このデバイスは、小型 PCB (プリント基板) 設計に適した小型の VSON パッケージで供給されます。熱抵抗が低いため、デバイス全体で大きな発熱があっても持続して動作できます。
技術資料
設計および開発
その他のアイテムや必要なリソースを参照するには、以下のタイトルをクリックして詳細ページをご覧ください。
TPS7B8550EVM — TPS7B85-Q1 150-mA 40-V LDO voltage regulator with integrated voltage monitoring evaluation module
TPS7B8550 評価基板 (EVM) を使用すると、TPS7B85-Q1 リニア・レギュレータの動作と性能を評価できます。この EVM の構成として、多様なアプリケーション向けに、単一の広入力電圧範囲を受け入れる低ドロップアウト (LDO) レギュレータを採用しています。
このレギュレータには、LDO の VIN から VOUT の範囲で最大 150mA を供給することができます。安定性を確保するために、ディレーティング静電容量が最小である 1μF (またはそれより大きい) 出力コンデンサを使用してください。
パッケージ | ピン数 | CAD シンボル、フットプリント、および 3D モデル |
---|---|---|
VSON (DRC) | 10 | Ultra Librarian |
購入と品質
- RoHS
- REACH
- デバイスのマーキング
- リード端子の仕上げ / ボールの原材料
- MSL 定格 / ピーク リフロー
- MTBF/FIT 推定値
- 使用原材料
- 認定試験結果
- 継続的な信頼性モニタ試験結果
- ファブの拠点
- 組み立てを実施した拠点
推奨製品には、この TI 製品に関連するパラメータ、評価基板、またはリファレンス デザインが存在する可能性があります。