SIMPLELINK-OPENOCD
SimpleLink™ コネクティビティ・マイコン向け Open On-Chip Debugger(OpenOCD)
SIMPLELINK-OPENOCD
概要
Open On-Chip Debugger (OpenOCD) はオープンソースのソフトウェア開発ツールで、SimpleLink™ マイコン・デバイスをベースとする組込みアプリケーションのデバッグとプログラミングをサポートします。OpenOCD は、JTAG とシリアル・ワイヤ・デバッグ (SWD) 経由で、GNU Debugger (GDB) から SimpleLink デバイスへのアクセスを可能にしている (または、TCL:Tool Command Language:ツール・コマンド言語スクリプトで直接アクセス) ほか、telnet、GDB リモート・サーバー、TCL のようなネットワーク・インターフェイスを通じてアプリケーションのリモート・デバッグを実施することもできます。JTAG デバッグ・インターフェイスを使用して、GDB のデバッグ、フラッシュのプログラミング (書き込み)、バウンダリ・スキャンのテストやスクリプト作成を実施できるほか、さまざまなデバッグ・プローブや統合開発環境 (IDE) をサポートしているので、OpenOCD の採用を通じてデバッグやフラッシュのプログラミング業務を最適化できます。OpenOCD で SimpleLink デバイスと XDS110 プローブをサポートするために、TI は OpenOCD メインラインをベースとして、必要なファイルすべてを収録した SimpleLink™ OpenOCD パッケージを開発しました。このパッケージは、ユーザー構成ファイル (*.cfg) と、このソリューションを使用するうえで必要なすべての資料も収録しています。このパッケージは、SimpleLink 製品ラインアップに属するすべてのデバイスをサポートしています。MSP432、CC32xx、CC26xx、CC13xx の各デバイスと XDS110 デバッグ・プローブは、すべての SimpleLink LaunchPad キットをネイティブ・サポートできます。
TI がリリース、テスト、サポートを行っている最新バージョンであり、包括的な資料も付属しています。また、Open OCD mainline の新しいリリースが公開されるたびに、TI は対応作業を行う予定です。このパッケージはソース・コード形式で提供され、Microsoft Windows®、Linux®、Mac OS X® の各環境でテスト済みです。最新の SimpleLink OpenOCD パッケージの詳細については、リリース・ノートをご覧ください。OpenOCD に関する資料は.PDF ファイル(英語)で提供されています。
機能
- 全 SimpleLink マイコン・デバイスをサポート
- XDS110 デバッグ・プローブをサポート
- SimpleLink LaunchPad ボード構成ファイルが付属
- 統合型 GDB または telnet server 経由で使用可能
- 統合型 ARM ディスアセンブラ
- フラッシュ・プログラミング
- セミホスティング・ライブラリ・サポート
- コスト不要のオープンソース・ライセンス