TIDA-00897
WLAN アプリケーション向け高精度対数 RMS パワー・ディテクタのリファレンス・デザイン
TIDA-00897
概要
ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク (WLAN) にとって、送信電力のダイナミック制御は、スペクトル効率の改善と隣接チャネル間の干渉低減を実現するための不可欠な機能です。加えて、世界各地の規制機関は、他の通信機器への干渉を低減するために、送信電力を特定のレベルに制限することを要求しています。WLAN システムで送信電力を制御するもう 1 つの利点は、パワー・アンプに供給する電源電圧を低下させて、バッテリ動作期間を延長できることです。このリファレンス・デザインは、WLAN アプリケーション向けに、閉ループを使用する送信電力のダイナミック制御機能を提示します。この特定のデザインは WLAN の送信電力制御機能を実装していますが、類似の概念を使用して、LTE のような他のワイヤレス技術向けに電力制御手法を実装することもできます。
送信電力を制御する各種アプリケーションは、モバイル・ハンドヘルド・デバイスから、産業用や車載の各アプリケーションまで、非常に広い範囲にまたがっています。たとえば、LMH2110 を車載エレクトロニクスで採用し、LTE または Wi-Fi の各通信システムが求める送信電力制御のニーズを満たすこともできます。
特長
- 5GHz ~ 6GHz で動作する WLAN 送信チェーン向けに、対数 RMS 電力を高精度検出
- 45dB の linear-in-dB (dB リニア、入力の dB 単位の変化に対して出力はリニアに変化) 電力検出範囲
- LOG (対数) 適合度は ±0.5dB より良好
- 温度に対する高い不感受性 (動作温度範囲全体にわたって ±0.25db)
- 変調に依存しない応答
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDRKI1.PDF (96 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
技術資料
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種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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* | 設計ガイド | High-Accuracy Logarithmic RMS Power Detector for WLAN Applications Design Guide | 2015年 12月 10日 |