TMDSDSK6455
TMS320C6455 DSP スタータ・キット (DSK)
TMDSDSK6455
概要
Spectrum Digital 社との提携によって開発された TMS320C6455 DSP Starter Kit(DSK)は、低コストの開発プラットフォームであり、TI の TMS320C64x™ DSP 世代をベースとする高性能アプリケーションの開発を迅速化することを目的として設計されたものです。DSK は現在、1.26GHz で動作するシングル・コアの DSP としては業界で最もパフォーマンスの高い製品を採用しています。
TMS320C6455 DSP スタータ・キット(DSK)は、Serial RapidIO® (sRIO®)バス・インターフェイスを採用し、完成度が高く、使いやすいマルチプロセッサ C6455 DSP 開発システムと、sRIO に対応したサードパーティー・ツールとの通信接続機能、FGPA、sRIO スイッチ、sRIO を実装した組み込み型プロセッサも付属しています。
このキットは USB 通信を使用しているので、真のプラグ・アンド・プレイ機能が実現します。設計の初心者であっても熟練者であっても、DSK のフル機能 Code Composer Studio™ IDE および DSP/BIOS とリファレンス・フレームワークを含む eXpressDSP™ ソフトウェアを使用して、革新的な製品設計をすぐに開始できます。
C6455 Code Composer Studio DSK のツールには、C6000 チューニング・ダッシュボードが含まれていますが、デベロッパーはこれを使用して CacheTune と CodeSizeTune の各解析ツールにアクセスできます。ほかに、Compiler Consultant と Multi-Event Profiler という各ツールもあります。デベロッパーはこれらのツールからなるチューニング・スイートを使用し、グラフィカル・ツールと事前の情報より、キャッシュの使用率を改善し、最終アプリケーションのサイズと性能に関する目標を満たす最善のコンパイラ最適化スイッチを選択することにより、アプリケーションの性能を向上させることができます。
C6455 DSK では、コードを迅速にダウンロードおよびステップ実行することができ、RTDX™ を使用してホストとターゲット間の通信を改善できます。DSK ユーティリティには、フラッシュ、ユーティリティ、ソフトウェアのプログラミングを行うための Flashburn や、パワー・オン・セルフ・テスト(POST)ユーティリティ、DSK が正常に動作しているのか確認する診断ユーティリティが含まれます。
製品情報: TMDXDSK6455 には米国の標準仕様電源コード、TMDXDSK6455-0E バージョンには英国および欧州仕様電源コードが含まれています。
日本一般販売推奨価格(税込):81,900円
特長
この DSK の特長は、最大 8000MIPS を発揮する 1.2GHz のデバイス TMS320C6455 DSP です。また、最高性能の DSP を必要とする製品に適したデザインができます。C6455™ は、高性能の TMS320C64x+™ DSP プラットフォームをベースとしています。このプラットフォームは、ネットワーキング、ビデオ、イメージング、ほとんどのマルチチャネル・システムなど、大量のメモリを必要とする高性能アプリケーションのニーズを満たすように設計されています。TMS320C6455 DSK ボートには、この他に次のようなハードウェア機能が搭載されています。
- USB 経由で、XDS510 クラスの組み込み型 JTAG をサポート
- 128MB のメモリと 8MB フラッシュ
- EMIF(32 ビット・データ)と McBSP0 からコネクタ 1 への接続
- HPI/PCI からコネクタ 2 への接続
- 高品質 24ビットのステレオ・コーデック
- プラグイン・モジュール用の拡張ポート・コネクタ
- オンボードの標準的な 14 ピン IEEE JTAG インターフェイス
- オンボードの 60 ピン高密度 JTAG インターフェイス
- +5V ユニバーサル電源
ソフトウェア - 開発者は、TI の信頼性が高く包括的な Code Composer Studio™ DSK 開発プラットフォームを通じて、TMS32C6455 DSP を簡単に開発できます。また、Windows 2000、および Windows XP で実行可能なツールを使用して、どのように複雑なプロジェクトでもシームレスに管理できます。TMS320C6455 DSK 用の Code Composer Studio の機能には、以下のようなものがあります。
- 効率を最適化した C/C++ コンパイラ/アセンブラ、リンカ
- 統合型デバッガ
- データ表示ツール
- プロファイラ、高度最適化ツール、チューニング・ツール
- 柔軟性の高いプロジェクト・マネージャ
- DSP/BIOS™ リアルタイム・カーネル
- ターゲット・エラー復帰ソフトウェア
- DSK 診断ツール
ボード・サポート・ライブラリ – ボード・サポート・ライブラリ(BSL)は、すべてのオンボード・デバイスを構成および制御するための C 言語インターフェイスを提供します。このライブラリは複数の個別モジュールによって形成されていますが、これらのモジュールが 1 つのライブラリ・ファイルにアーカイブされています。各モジュールは個別のアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)であり、単に「API モジュール」と呼ばれています。各デバイスが単一の API モジュールの中で実装されるよう、モジュールの大きさは考えられた構成になっています。BSL の目標は、一定レベルのハードウェア抽象化とソフトウェア標準化を達成し、開発時間とポータビリティを改善することです。BSL のソース・コードは、ライブラリ自体とともに lib ディレクトリの中に格納されています。デベロッパーはソース・コードを拡張または変更し、独自バージョンのライブラリを構築することもできます。制御能力を高めるために、開発するアプリケーションの中に BSL のソース・コードを直接含めることも可能です。
完全なソース付サンプル・コード;
- パワー・オン・セルフ・テスト – POST – これは通常、フラッシュ・メモリの中にすでにプログラミングされていて、起動時に自動的に実行されるものです。
- サンプル・アプリケーション – LED 点滅の例(2 つのバージョン)– BSL の呼び出しを使用し、LED #0 を点滅させます。
- AIC23 コーデック用のサンプル・アプリケーション – BSL を使用して 1KHz の正弦波を発生させます。
デジタル信号プロセッサ (DSP)
購入と開発の開始
TMDSDSK6455 — TMS320C6455 DSP スタータ・キット (DSK)
LINUXMCSDK — Linux MCSDK、C66x、C647x および C645x 用
Linux MCSDK Kernel Source Package
Linux MCSDK Binary images for C66x BE SOCs
Linux MCSDK Binary images for C66x LE SOCs
Linux MCSDK Binary images for C64x BE SOCs
Linux MCSDK Binary images for C64x LE SOCs
GCC toolchain from CodeSourcery
製品
デジタル信号プロセッサ (DSP)
ハードウェア開発
評価ボード
ドキュメント
Linux MCSDK Release Notes
Linux MCSDK Software Manifest
Linux MCSDK Users Guide
TI CGT 7.2.2 for building SysLink, rio-utils, bootloader
BIOS 6.32.01.38 for building SysLink BIOS examples
IPC 1.23.01.26 for building SysLink
XDC tools 3.22.01.21 for building SysLink
リリース情報
production
release for Linux MCSDK 2.0. This software release gives developers the ability to demonstrate major software capabilities of C66x and C64x+ family of devices running Linux OS.
Please see
for instructions to run the out of box demonstration application on the evaluation board.
Supported Platforms
For technical discussions and issues, please visit