TIDA-010936
統合型モーター ドライブ向け、48V/16A、小型フォーム ファクタ、3 相 GaN インバータのリファレンス デザイン
TIDA-010936
概要
このリファレンス デザインは、特にモーター内蔵サーボ ドライブやロボット アプリケーションに適した、電力密度の高い 12V ~ 60V の 3 相電力段を提示します。GaN FET とドライバとブートストラップ ダイオード を内蔵した、100V、35A GaN ハーフ ブリッジである LMG2100R044 を 3 個使用しています。
IN241A 電流センス アンプを使用して高精度の相電流センシングを実現するほか、DC リンクと相電圧も測定しているため、InstaSPIN-FOC™ のような高度なセンサレス設計の検証を実施できます。このデザインは、TI のブースタパックと互換性のある 3.3V I/O インターフェイスを搭載しており、C2000™ マイコン LaunchPad™ 開発キットや Sitara™ マイコンに接続すると、TI の GaN テクノロジーの性能評価を迅速かつ簡単に実行できます。
特長
- 40kHz の PWM 使用時に高効率 (99.3% ピーク) を達成し、ヒートシンクなしで、周囲温度 25℃、最大 16Arms の連続電流で動作
- 小型フォーム ファクタの GaN ハーフブリッジ電力段は、高い電力密度や、PCB レイアウトのシンプル化に貢献
- GaN ハーフブリッジを採用すると、より高い PWM 周波数での動作が可能になり、DC バス コンデンサの高さを引き下げると同時に、電解コンデンサからセラミック コンデンサに置き換えることが可能
- 逆回復損失がゼロのため、スイッチ ノードの発振が減少
- 16.6ns の短いデッドタイムにより位相電圧歪みを最小化。1mΩ のシャント抵抗と PWM 除去能力の優れた電流センス アンプを使用し、±33A の範囲で高精度の位相電流センスを実現
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDMCO0.ZIP (117 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。