JAJSIL3K june 2007 – june 2023 REF5010 , REF5020 , REF5025 , REF5030 , REF5040 , REF5045 , REF5050
PRODUCTION DATA
REF50xx の電圧出力は出荷時に調整されており、非常に正確です。しかし、VOUT はトリムおよびノイズ低減ピン (TRIM/NR、ピン 5) を使用して調整できます。±15mV の出力調整が可能な標準的な回路を、図 9-3 に示します。
REF50xx では、TRIM/NR ピンを経由してバンドギャップにアクセスできます。TRIM/NR ピンから GND にコンデンサを配置し (図 9-2)、内部抵抗 R3 および R4 と組み合わせると、ローパス・フィルタを作成できます。1μF の容量を使用すると、10Hz~20Hz のコーナー周波数を持つローパス・フィルタを作成できます。このようなフィルタにより、VOUT ピンで測定される全体的なノイズが半分に減少します。容量が大きいと、フィルタのカットオフ周波数が低くなり、出力ノイズがさらに減少します。このコンデンサを使用すると、スタートアップ時間が長くなります。