JAJSIL3K june   2007  – june 2023 REF5010 , REF5020 , REF5025 , REF5030 , REF5040 , REF5045 , REF5050

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. 改訂履歴
  6. デバイス比較表
  7. ピン構成および機能
  8. 仕様
    1. 7.1 絶対最大定格
    2. 7.2 ESD 定格
    3. 7.3 推奨動作条件
    4. 7.4 熱に関する情報
    5. 7.5 電気的特性
    6. 7.6 代表的特性
  9. パラメータ測定情報
  10. 詳細説明
    1. 9.1 概要
    2. 9.2 機能ブロック図
    3. 9.3 機能説明
      1. 9.3.1 温度監視
      2. 9.3.2 温度ドリフト
      3. 9.3.3 熱ヒステリシス
      4. 9.3.4 ノイズ特性
      5. 9.3.5 長期安定性
      6. 9.3.6 TRIM/NR ピンを使用した出力調整
    4. 9.4 デバイスの機能モード
      1. 9.4.1 基本的な接続
      2. 9.4.2 電源電圧
      3. 9.4.3 負のリファレンス電圧
  11. 10アプリケーションと実装
    1. 10.1 アプリケーション情報
    2. 10.2 代表的なアプリケーション
      1. 10.2.1 16ビット、250KSPS のデータ・アクイジション・システム
        1. 10.2.1.1 設計要件
        2. 10.2.1.2 詳細な設計手順
        3. 10.2.1.3 アプリケーション曲線
  12. 11電源に関する推奨事項
  13. 12レイアウト
    1. 12.1 レイアウトのガイドライン
    2. 12.2 レイアウト例
    3. 12.3 消費電力
  14. 13デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 13.1 ドキュメントのサポート
      1. 13.1.1 関連資料
    2. 13.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 13.3 サポート・リソース
    4. 13.4 商標
    5. 13.5 用語集
  15. 14メカニカル、パッケージ、および注文情報

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

TRIM/NR ピンを使用した出力調整

REF50xx の電圧出力は出荷時に調整されており、非常に正確です。しかし、VOUT はトリムおよびノイズ低減ピン (TRIM/NR、ピン 5) を使用して調整できます。±15mV の出力調整が可能な標準的な回路を、図 9-3 に示します。

GUID-20230405-SS0I-MSTJ-SQZW-PRHRJQVWLNV3-low.svg図 9-3 TRIM/NR ピンを使用した VOUT の調整

REF50xx では、TRIM/NR ピンを経由してバンドギャップにアクセスできます。TRIM/NR ピンから GND にコンデンサを配置し (図 9-2)、内部抵抗 R3 および R4 と組み合わせると、ローパス・フィルタを作成できます。1μF の容量を使用すると、10Hz~20Hz のコーナー周波数を持つローパス・フィルタを作成できます。このようなフィルタにより、VOUT ピンで測定される全体的なノイズが半分に減少します。容量が大きいと、フィルタのカットオフ周波数が低くなり、出力ノイズがさらに減少します。このコンデンサを使用すると、スタートアップ時間が長くなります。