JAJA771 September   2023 AMC1300 , AMC1300B-Q1 , AMC1301 , AMC1301-Q1 , AMC1302 , AMC1302-Q1 , AMC1311 , AMC1350 , AMC1351

 

  1.   1
  2.   概要
  3.   商標
  4. 1はじめに
  5. 2ブートストラップ電源の設計
    1. 2.1 チャージ ポンプ コンデンサの選択
    2. 2.2 TINA-TI でのシミュレーション
    3. 2.3 AMC1311-Q1 によるハードウェア テスト
  6. 3まとめ
  7. 4リファレンス

AMC1311-Q1 によるハードウェア テスト

シミュレーションを検証するために、実際の回路を 図 1-1 として構築します。C = 4.7μF、 R = 2Ω、LDO の出力は 6V、入力 PWM 信号は 20kHz において 50Vpp で、デューティ サイクルは 50% です。AMC1311-Q1 は選択された絶縁型アンプ、TPS7A4101 は広い入力範囲に対応する選択された LDO です。

スタートアップ時間は 260μs 付近で、定常状態の出力は 5.1V でリップルは 29.7mV であり、図 2-3 とかなり一致しています。シミュレーションとハードウェアの不一致は、シミュレーションの設計には考慮されていない機器の電流制限が原因で発生します。

クリーンな電源を使用する場合と比較して、ブートストラップ電源からのリップルが AMC1311-Q1 の性能に及ぼす影響は最小限でした。このクリーンな信号は、1 個のトランスと 1 個の LDO を使用して、ローサイド電源レールから生成されたものです。このトランスの電源サイズは、ブートストラップ電源の約 2 倍であり、トランスのコストが原因で、ブートストラップに比べてかなり高価です。リップルが大きすぎた場合は、シンプルな RC フィルタを使用してブートストラップ電源を平滑化することもできます。この場合、回路のサイズとコストを最小限に抑えることができます。