パッケージ情報
パッケージ | ピン数 DSBGA (YFP) | 20 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
BQ25150 の特徴
- 1.25mA~ 500mA の高速充電電流範囲に対応したリニア・バッテリ充電器
- 0.5% 精度の I 2C プログラム可能なバッテリ・レギュレーション電圧 (3.6V~4.6V の範囲で 10mV 刻み)
- 終了電流を最小 0.5mA に設定可能
- 入力耐圧 20V で、標準的な入力電圧動作範囲は 3.4V~5.5V
- 熱充電プロファイルをプログラム可能、ホット、ウォーム、クール、コールドの各スレッショルドを設定可能
- システム電源およびバッテリ充電用のパワー・パスの管理
- 動的なパワー・パス管理により、弱いアダプタからの充電を最適化
- 高度な I 2C 制御により、ホストは必要に応じてバッテリまたはアダプタを切り離し可能
- I 2C により負荷スイッチまたは最大 150mA の LDO 出力を設定可能
- 0.6V~3.7V の範囲で 100mV 刻みでプログラム可能
- 非常に低い Iddq によりバッテリ駆動時間を延長
- シップ・モードのバッテリ Iq:10nA
- システム駆動時 (PMID および VDD がオン) の Iq:400nA
- 押しボタン 1 つによる可変タイマ付きウェイクアップおよびリセット入力
- システム電源サイクルおよび HW リセットをサポート
- 16 ビット ADC
- 充電電流、バッテリ・サーミスタ、バッテリ電圧、入力電圧、システム (PMID) 電圧の監視
- 汎用 ADC 入力
- 常時オンの 1.8V VDD LDO で最大 10mA の負荷をサポート
- 20 ピンの 2mm x 1.6mm CSP パッケージ
- ソリューション全体のサイズ:12mm 2
BQ25150 に関する概要
BQ25150 は高度に統合されたバッテリ充電管理 IC で、充電器、出力電圧レール、バッテリおよびシステム監視用の ADC、押しボタン・コントローラなど、ウェアラブル・デバイスの最も一般的な機能を 内蔵しています。
BQ25150 IC にはリニア充電器が内蔵されており、小型のバッテリを迅速かつ正確に充電できます。最大 500mA の充電電流と、最小 0.5mA の終了電流をサポートしており、最大限の充電が可能です。バッテリは、標準のリチウムイオン充電プロファイルを使用して、プリチャージ、定電流、定電圧レギュレーションの 3 つのフェーズで充電されます。
デバイスには高度なパワー・パス管理および制御機能が内蔵されているため、貧弱なアダプタでも、システムへ電力を供給すると同時に、バッテリを充電できます。また、ホストは I 2C 経由でパワー・パスを制御でき、物理的な取り外しを行わずに、入力アダプタやバッテリからホストを切断できます。単一の押しボタン入力により、ボタン・コントローラ IC を別個に追加する必要がなくなり、ソリューションの合計フットプリントが小さくなります。この押しボタン入力は、ウェイク機能やシステムのリセットにも使用できます。実効 12 ビットの ADC により、正確なバッテリ電圧監視が可能であり、バッテリの健全性を監視するための低 Iq 測定に使えます。また、TS ピンに接続されるサーミスタや、ADCIN ピン経由の外部システムの信号を使用して、バッテリ温度を測定することもできます。動作時およびシャットダウン時の静止電流が小さいため、最大のバッテリ駆動時間が得られます。入力電流制限、充電電流、LDO 出力電圧、その他のパラメータは、I 2C インターフェイスによりプログラム可能なため、 BQ25150 は非常に柔軟な充電ソリューションとなっています。電圧ベースの JEITA 互換 (または標準の HOT/COLD) バッテリパック・サーミスタ監視入力 (TS) が含まれており、バッテリの温度を監視しながら、バッテリが充電中に安全な温度範囲を逸脱しないよう、充電パラメータを自動的に変更します。温度スレッショルドは I 2C からもプログラム可能なため、ホストは熱充電プロファイルをカスタマイズ可能です。充電器は 5V USB 入力に対して最適化されており、ラインの過渡電圧に耐えられるように耐圧の絶対最大定格は 20V です。また、デバイスにはリニア・レギュレータも内蔵されており、無線やプロセッサ用に低ノイズのレールを提供し、I 2C 経由で独立にソースおよび制御が可能です。