パッケージ情報
パッケージ | ピン数 TSSOP (PW) | 14 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 90 | TUBE |
BQ35100 の特徴
- フロー・メータ・アプリケーション用の残量ゲージおよびバッテリ診断によりサービス終了または早期バッテリ障害を予測
- リチウム塩化チオニル (Li-SOCl2) およびリチウム二酸化マンガン (Li-MnO2) バッテリをサポート
- 電圧、温度、電流、クーロン・カウンタの正確な測定により、バッテリの健全性とサービス寿命を報告
- Li-MnO2 用の SOH (State-Of-Health:健全性状態) アルゴリズム
- Li-SOCl2用の EOS (End-Of-Service:サービス終了) アルゴリズム
- すべての種類のバッテリに対応するクーロン累積 (ACC) アルゴリズム
- 非常に小さい平均消費電力により、バッテリ駆動時間を最大化
- ホスト制御による周期的更新でゲージを有効化
- SOH (State-Of-Health):約 0.06µA
- EOS (End-Of-Service):約 0.35µA
- クーロン累積 (ACC) 診断更新:約0.3 µA
- システム連携機能
- I2C ホスト通信によりバッテリのパラメータとステータスを読み出し可能
- ホスト割り込みを構成可能
- バッテリ情報データのログ記録オプションにより、動作中の診断および障害分析が可能
- SHA-1 認証により偽造バッテリの使用を防止
BQ35100 に関する概要
BQ35100 バッテリ残量ゲージおよびサービス終了モニタを使用すると、非充電式リチウム一次電池の高度に構成可能な残量計測が可能であり、バッテリの強制放電は不要です。BQ35100 デバイスは、最適化を行わなくても正確に計量できるように設計されているため、特許取得の TI の計量アルゴリズムを使用して古いバッテリを新しいバッテリと簡単に置き換えることができます。
BQ35100 デバイスを使用すると、非常に少ない平均消費電流で正確な結果を得ることができます (GE (GAUGE ENABLE) ピンによるホスト制御で 2µA 未満の消費電流を達成できます)。このデバイスは、システムが決定した更新頻度でデータを収集し、選択されたアルゴリズムをサポートする計算を行うために十分な時間だけ、電力の供給を必要とします。一般的なシステムでは、すべての放電動作を測定するためにゲージに給電する必要はないため、更新は8時間ごとに行えば十分です。
残量ゲージ機能は電圧、電流、温度の測定結果を使用して健全性状態 (SOH) データおよびサービス終了 (EOS) 警告情報を提供します。ホストはこれらのデータを 400kHz の I2C バスで読み出せます。ホストに割り込みを行うためのALERT出力も備えています。このための状態やデータを各種のオプションで構成可能です。