パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RGZ) | 48 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 105 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
CC1312R の特徴
- マイクロコントローラ
- 強力な 48MHz Arm Cortex-M4F プロセッサ
- EEMBC CoreMark スコア:148
- 352KB のインシステム・プログラマブル・フラッシュ
- プロトコルおよびライブラリ機能用の 256KB ROM
- 8KB のキャッシュ SRAM (汎用 RAM としても使用可能)
- 80KB の超低リーク SRAM。SRAM は動作の信頼性を高めるためパリティで保護。
- 2 ピン cJTAG および JTAG デバッグ
- OTA (Over-the-air) 更新をサポート
- 4KB の SRAM を搭載した超低消費電力センサ・コントローラ
- センサ・データのサンプリング、保存、処理
- システム CPU から独立して動作
- 高速ウェイクアップにより低消費電力動作を実現
- TI-RTOS、ドライバ、ブートローダ、IEEE 802.15.4 MAC を ROM に配置してアプリケーション・サイズを最適化
- RoHS 準拠のパッケージ
- 7mm × 7mm の RGZ VQFN48 ( 30 GPIO)
- ペリフェラル
- デジタル・ペリフェラルを任意の GPIO に接続可能
- 4× 32 ビットまたは 8× 16 ビットの汎用タイマ
- 12 ビット ADC、200k サンプル / 秒、8 チャネル
- 内部リファレンス電圧 DAC を搭載した 2 つのコンパレータ (連続時間 ×1、超低消費電力 ×1)
- プログラマブルな電流ソース
- UART ×2
- SSI ×2 (SPI、MICROWIRE、TI)
- I 2C
- I 2S
- リアルタイム・クロック (RTC)
- AES 128 および 256 ビット暗号化アクセラレータ
- ECC および RSA 公開鍵ハードウェア・アクセラレータ
- SHA2 アクセラレータ (SHA-512 までのフル・スイート)
- TRNG (True Random Number Generator)
- 容量性センシング、最大 8 チャネル
- 温度およびバッテリ・モニタを内蔵
- 外部システム
- オンチップの降圧型 DC/DC コンバータ
- TCXO をサポート
- 低消費電力
- 広い電源電圧範囲:1.8V~3.8V
- アクティブ・モードの RX:5.8mA (3.6V、868MHz)
- アクティブ・モードの TX (+14dBm):24.9mA (868MHz)
- アクティブ・モードの MCU 48MHz (CoreMark): 2.9mA (60µA/MHz)
- センサ・コントローラ、低消費電力モード、2MHz、無限ループ動作: 30.1µA
- センサ・コントローラ、アクティブ・モード、24MHz、無限ループ動作:808µA
- スタンバイ:0.85µA (RTC 動作、80KB RAM および CPU を保持)
- シャットダウン:150nA (外部イベントでウェークアップ)
- 無線部
- 柔軟性の高い高性能 Sub-1GHz RF トランシーバ
- 優れたレシーバ感度: SimpleLink 長距離モードで -121dBm、 50kbps で -110dBm
- 温度補償付きで最大 +14dBm の出力電力
- 国際的な無線周波数規制への準拠を目標としたシステムに最適
- ETSI EN 300 220 受信機カテゴリ 1.5 および 2、 EN 303 131、EN 303 204 (欧州)
- FCC CFR47 パート 15
- ARIB STD-T108
- 幅広い規格に対応
- ワイヤレス・プロトコル
- IEEE 802.15.4g、IPv6 対応スマート・オブジェクト (6LoWPAN)、MIOTY、ワイヤレス M-Bus、Wi-SUN、KNX RF、Amazon Sidewalk、独自システム、SimpleLink™ TI 15.4 スタック (Sub-1GHz)、DMM (ダイナミック・マルチプロトコル・マネージャ) ドライバ。
- 開発ツールとソフトウェア
- CC1312R LaunchPad™ 開発キット
- SimpleLink™ CC13x2 および CC26x2 ソフトウェア開発キット (SDK)
- SmartRF™ Studio による単純な無線構成
- Sensor Controller Studio により低消費電力のセンシング・アプリケーションを構築
CC1312R に関する概要
SimpleLink™ CC1312R デバイスはマルチプロトコルの Sub-1GHz ワイヤレス・マイコン (MCU) です。本デバイスは IEEE 802.15.4g、IPv6 対応スマート・オブジェクト (6LoWPAN)、MIOTY、Wi-SUN、TI 15.4 スタック (Sub-1GHz) を含む独自システムをサポートしています。本デバイスは、ビルディングのセキュリティ・システム、HVAC、スマート・メータ、医療、有線ネットワーク、携帯型電子機器、ホーム・シアター / エンターテインメント、ネットワーク接続周辺機器市場向けの低消費電力の無線通信と高度なセンシングに最適化されています。このデバイスの主な特長としては、以下に示すものがあります。
- 産業用の要求を満たす業界標準の周波数帯域 (315MHz、433MHz、868MHz、900MHz など) に対応するフレキシブルな Sub-1GHz 無線。
- 完全な SimpleLink™ 15.4 スタック (Sub-1GHz) ソリューションを含む SimpleLink™ CC13x2 および CC26x2 ソフトウェア開発キット (SDK) で幅広いプロトコル・スタックを柔軟にサポート。
- Sub-1GHz (消費電流 24.9mA) で +14dBm の最大送信出力。
- 0.85µA の小さいスタンバイ電流 (全 RAM 保持) によるバッテリ寿命が長いワイヤレス・アプリケーション。
- 産業用温度に対応し、105℃ で 11µA の最小スタンバイ電流。
- 高速ウェークアップ機能を備えたプログラマブルな自律型超低消費電力センサ・コントローラ CPU による高度なセンシング。たとえば、このセンサ・コントローラは、1µA のシステム電流で 1Hz の ADC サンプリングが可能です。
- 潜在的な放射線イベントによるデータ破損を防止する常時オン SRAM パリティを備え、低い SER (ソフト・エラー・レート) FIT (Failure-in-time、故障率) により、産業用市場向けに中断のない長い動作寿命を実現。
- 柔軟性の高い低消費電力 RF トランシーバ機能を備えた専用のソフトウェア制御無線コントローラ (Arm ® Cortex ®-M0) により、複数の物理層および RF 規格をサポート。
- SimpleLink™ 長距離モードに対応する優れた無線感度 (-121dBm) と堅牢 (選択度、ブロッキング) 性能。
CC1312R デバイスは SimpleLink™ MCU プラットフォームに属しています。本プラットフォームは、シングル・コア SDK (ソフトウェア開発キット) と豊富なツール・セットを備えた使いやすい共通の開発環境を共有する Wi-Fi、Bluetooth Low Energy、Thread、Zigbee、Sub-1GHz MCU、ホスト MCU で構成されています。SimpleLink™ プラットフォームは一度で統合を実現でき、製品ラインアップのどのデバイスの組み合わせでも設計に追加できるので、設計要件変更の際もコードの 100% 再利用が可能です。詳細については、SimpleLink™ MCU プラットフォームを参照してください。