パッケージ情報
パッケージ | ピン数 SOIC (D) | 16 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 2,500 | LARGE T&R |
TS3L110 の特徴
- 広い帯域幅 (標準値 BW = 500MHz)
- 小さいクロストーク (標準値 XTALK = -30dB)
- 伝播遅延がゼロに近い双方向データ・フロー
- 低くフラットなオン抵抗
(ron = 4Ω (標準値)、ron(flat) = 1Ω) - データ I/O ポートでのスイッチング (0~5V)
- 3V~3.6V の範囲の VCC で動作
- Ioff により部分的パワーダウン・モード動作をサポート
- データおよび制御入力にアンダーシュート・クランプ・ダイオードを内蔵
- JESD 78、Class II 準拠で 100mA 超のラッチアップ性能
- ESD 性能は JESD 22 に準拠しテスト済み
- 2000V、人体モデル (A114-B、クラス II)
- 1000V、デバイス帯電モデル (C101)
- 2000V、人体モデル (A114-B、クラス II)
- 10 Base-T と 100 Base-T の両方の信号処理に最適
TS3L110 に関する概要
TS3L110 ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) スイッチは、1 つのスイッチ・イネーブル (E) 入力を備えた 4 ビット 1:2 マルチプレクサ/デマルチプレクサです。E が LOW のとき、スイッチはオンになり、I ポートは Y ポートに接続されます。E が HIGH のとき、スイッチはオフになり、I と Y のポート間は高インピーダンス状態になります。セレクト (S) 入力は、マルチプレクサ/デマルチプレクサのデータ・パスを制御します。
TS3L110 デバイスを使用して、LAN アプリケーションの機械式リレーを置き換えることができます。このデバイスはオン抵抗 (ron) が低くかつフラットで、帯域幅が広く、クロストークが小さいため、10/100 Base-T や他の各種 LAN アプリケーションに適しています。TS3L110 デバイスは、10/100 Base-T のイーサネット・トランシーバからの信号を、ラップトップやドッキング・ステーションの RJ-45 LAN コネクタへ転送するために使用できます。このデバイスは、チャネル間のスキューとクロストークが小さくなるよう設計されています。
このデバイスは、Ioffを使用する部分的パワーダウン・アプリケーション用に完全に動作が規定されています。Ioff機能により、パワーダウン時に損傷を引き起こすような電流がデバイスに逆流しないことが保証されます。デバイスは、電源オフ時は絶縁されています。
電源オンまたは電源オフ時に確実に高インピーダンス状態になるように、E はプルアップ抵抗経由で VCC に接続します。この抵抗の最小値は、ドライバの電流シンク能力によって決定されます。