TIDA-00561
プロセス制御向けワイヤレス pH トランスミッタ リファレンスデザイン
TIDA-00561
概要
TIDA-00561 は、プロセス制御を意図した産業グレードのワイヤレス pH トランスミッタを製作する方法を示します。このリファレンス・デザインは、設計済みの pH フロント・エンドを搭載しており、そのオンボード・コネクタを使用すると、プロセス制御で採用されている大半の pH プローブに直接接続できます。性能データはテスト済みかつ特性評価済みであり (入力範囲は 0 ~ 14 pH で、テスト対象の全範囲にわたる精度は ±0.01pH)、プロセス計測のニーズとの互換性を確保しています。
TIDA-00561 のフォーム・ファクタと電気的接続は TI SimpleLink™ CC2650 SensorTag エコシステムとの互換性があるので、以下のワイヤレス・コネクティビティ技術を選択するには、シンプルにファームウェアをアップグレードするだけで十分です。Bluetooth® Low Energy (旧呼称は Bluetooth Smart)、ZigBee®、6LoWPAN など。テストと特性評価に使用したファームウェアは Bluetooth Smart (現在の呼称は Bluetooth Low Eenrgy) です。この規格はポータブル機器での採用率が最も高いので、テストとデモが容易になります。開発中の産業用ワイヤレス・ネットワークに合わせてワイヤレス技術を選択した後は、関連するゲートウェイを使用してデータの収集を開始し、その後、PC または Sitara 搭載 BeagleBone Black で直接、分析を実施することができます。
特長
- 絶縁型 (ワイヤレス) pH センサ・トランスミッタ
- BLE インターフェイス
- pH 入力バイアス電流は 7pA 未満
- アドバタイズ・モードで 200μA 未満
- 温度補償の目的で PT100 を内蔵
- pH 範囲:0 ~ 14
- 精度:25℃ 時に ±0.01 pH
- 再現性:25℃ 時に ±0.01 pH
- 温度範囲:-40℃ ~ +125℃
産業用
- 静電容量性レベル・トランスミッタ
- 静電容量性圧力トランスミッタ
- コリオリ流量トランスミッタ
- 差動圧力流量トランスミッタ
- 電磁(MID)流量トランスミッタ
- 液体比重式圧力レベル・トランスミッタ
- インペラ / タービン流量トランスミッタ
- 誘導性 / 静電性位置センサ
- LVDT 位置センサ
- LVDT 圧力トランスミッタ
- 光学 ToF(タイム・オブ・フライト)連続波位置センサ
- 光学 ToF(タイム・オブ・フライト)パルス位置センサ
- Proximity switch
- 抵抗性圧力トランスミッタ
- シリコン圧力トランスミッタ
- 温度トランスミッタ
- 熱式質量流量トランスミッタ
- 超音波流量トランスミッタ
- 超音波位置センサ
- 渦流量トランスミッタ
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
技術資料
種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
* | 設計ガイド | Wireless pH Sensor Transmitter (DevPack for SensorTag) Design Guide (Rev. B) | 2016年 6月 3日 | |||
ホワイト・ペーパー | Cities grow smarter through innovative semiconductor technologies | 2017年 7月 7日 | ||||
ホワイト・ペーパー | Making factories smarter, more productive through predictive maintenance | 2016年 11月 2日 | ||||
技術記事 | What can we learn for IIoT from the man who invented the Web? | PDF | HTML | 2016年 1月 12日 |