TIDA-00816 リファレンス・デザインは、複数のセンサ・ノード(この場合はフォルト・パッセージ・インジケータ)と TI 15.4 スタックを使用するコレクタの間のスター型ネットワークで、ワイヤレス・サブ 1GHz 通信を実現します。このリファレンス・デザインは、配電オートメーションのオーバーヘッド・フォルト・パッセージ・インジケータ(FPI)とデータ・コレクタをアプリケーション・シナリオとして使用しており、低消費電力の短距離(50m 未満)通信を行うために最適化されています。TI の Simplelink ファミリの CC1310 デバイスは、Sub-1GHz 無線周波数(RF)トランシーバと Arm(TM) Cortex(TM) M3 マイコンを搭載した高集積シングルチップ・ソリューションです。TI 15.4 Stack はUS、ETSI、中国の周波数帯でビーコン・モード通信を構成するために使用されます。消費電流データは、送信出力レベル(0 ~ +10dBm)とビーコン間隔(0.3 ~ 5秒)を最適化し、50kbps のデータレートで 1 ~ 300 バイトのシングル・パケット・データを伝送する場合のものです。
特長
- FPI、データ・コレクタ、変電所、配電オートメーション最終機器で低消費電力の短距離通信(50m 以下)を実現
- 受信電流は 6mA 未満、送信電流は 16mA 未満(+10dBm 時)
- スター型ネットワークで5秒間隔のビーコン(センサ・ノードは受信モード)を使用する場合の平均消費電流は 20µA 未満
- US (915MHz)、ETSI (868MHz)、中国(433MHz)の周波数帯域向けに消費電流データを提供
- グリッド・オートメーションでローパワー RF を統合:
- ネットワーク設定
- ビーコン送受信
- データ交換
- フォルト識別とデータ通信
- CC1310 を使用するメリット:
- RF とマイコン(MCU)のアクティブ消費電流が低く、RTC の動作中と RAM と CPU のリテンション中のスタンバイ電流は 0.7uA
- TI 15.4 Stack は、コレクタとセンサ(故障インジケータ)ノード間のビーコン有効通信の構成に使用
- TI の SimpleLink(TM)プラットフォームはマイコン製品ラインアップとのシームレスな統合が可能