TIDA-010947
AMR (異方性磁気抵抗) センサ搭載、高分解能、低レイテンシ、小型、アブソリュート角度エンコーダのリファレンス デザイン
TIDA-010947
概要
このリファレンス デザインは、小型フォーム ファクタ、アブソリュート方式、1 回転型、磁気式、ロータリー角度エンコーダ回路のデザインを提示します。このデザインが採用している AMR 360 度角度センサは、正弦波と余弦波の差動比を使用するレシオメトリック アナログ出力と、複数のホール センサを使用する内蔵型の象限検出機能を搭載しています。Cortex M0 マイコンは、4MSPS のデュアル サンプリング 12 ビット ADC を搭載しています。この ADC は、250ksps で最大 14 ビットの実効分解能を達成します。また、低ノイズと低レイテンシで絶対角度計算を実行するためのハードウェア平均化機能や、高速データ転送に適した 4Mbaud の UART を搭載しています。このアブソリュート エンコーダは、許容誤差が ±10% の 5V 入力電源電圧を必要とし、1 個の半二重 RS-485 トランシーバを使用する双方向通信インターフェイスを実現します。
特長
- 低ノイズで、15 ENOB (実効ビット数) より良好な絶対回転角度、25℃ 時に 0.05 度未満の角度精度誤差、16μs の低レイテンシ
- 小型の IC パッケージに封止済みで、直径 30mm のコンパクトな円形 PCB に対応可能
- 象限検出の目的で AMR センサと内蔵ホール センサを採用し、360 度全体の測定が可能なほか、BOM (部品表) 点数の削減に貢献
- 20mT 〜 1T の広い動作磁界範囲に対応し、フレキシブルな機械的配置が可能
- マイコンは、デュアル 12 ビット ADC と、最大 128 倍のオーバーサンプリング機能と、演算アクセラレータを内蔵しており、効率の向上とシステム コストの削減に貢献
- 切り替え可能な 120Ω の終端機能を内蔵した RS-485 トランシーバを VSON-10 パッケージに封止し、BOM (部品表) とスペースを節減
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDMDB3.PDF (156 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
多軸のリニア位置センサと角度位置センサ
TMAG6180-Q1 — 車載、角度範囲 360 度、高精度、アナログ AMR (Anisotropic magnetoresistance:異方性磁気抵抗) 角度センサ
データシート: PDF | HTMLArm Cortex-M0+ マイコン
MSPM0G3507 — 128KB フラッシュと 32KB SRAM と 2 個の 4Msps ADC と DAC と 3 個のコンパレータと 2 個のオペアンプと CAN-FD と MATH ACL (演算アクセラレータ)
データシート: PDF | HTML技術資料
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種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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設計ガイド | High Resolution Low Latency Compact Absolute Angle Encoder Reference Design With AMR Sensor | PDF | HTML | 2024年 9月 30日 |