TIDA-01505
回生ブレーキの安全性テストをサポートする車載、40V ~ 1kV 入力フライバックのリファレンス・デザイン
TIDA-01505
概要
この電源リファレンス・デザインは、車載用補助回路向けであり、40V ~ 1kV の広い入力範囲を受け入れ、15V、4A の出力を供給するほか、最大 1.2kV の過渡に対処できます。このデザインは、800V のバッテリで動作するハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)のトラクション・インバータ・システムに最適です。40V という最小入力電圧は、主電動機に対する再生ブレーキの機能安全テストをサポートする値です。このリファレンス・デザインは、ブロッキング電圧が高くゲート電荷の小さい SiC(シリコン・カーバイド)MOSFET を実装して、スイッチング損失を低減しています。非絶縁型レベル・シフタの採用により、フライバック・コントローラに組み込まれている Si MOSFET ドライバを使用して SiC MOSFET を駆動できます。このボードは、2 種類のフライバック・コンバータ派生製品を搭載しています。1 次側レギュレーション(PSR)とフォトカプラ・フィードバックに対応しており、比較を行い、さまざまなニーズを満たすことができます。トランスのデザインは強化絶縁型であり、車載用の AEC-Q200 Grade 1 の認定に対応しています。
特長
- 40V ~ 1kV 入力、15V 出力のフライバック補助電源として、最大 60W の電力を出力
- アクティブ・スタートアップ回路を搭載して、レギュレーション済みの 15V を供給し、スタンバイ消費電力を低減
- SiC MOSFET の高電圧対応能力を活用する目的で、より高い電圧とより大きい電力への拡張が可能
- PSR とフォトカプラ・フィードバックに対応した 2 種類のコンバータ派生製品をボードに搭載
- スイッチング周波数が一定のタイプのコントローラであり、最大スイッチング周波数は 1MHz、デューティ・サイクルは 0% ~ 96% の範囲
出力電圧オプション | TIDA-01505.1 |
---|---|
Vin (Min) (V) | 40 |
Vin (Max) (V) | 1000 |
Vout (Nom) (V) | 15 |
Iout (Max) (A) | 4 |
Output Power (W) | 60 |
Isolated/Non-Isolated | Isolated |
Input Type | DC |
Topology | Flyback- CCM |
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDRVN9.PDF (77 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
AC/DC と DC/DC の各コントローラ (外部 FET)
UCC28C43-Q1 — 車載対応、8.4V/7.6V UVLO 搭載、100% デューティ・サイクル対応、20V、低消費電力、電流モード PWM コントローラ
データシート: PDF | HTMLAC/DC と DC/DC の各コントローラ (外部 FET)
UCC28C53-Q1 — 車載対応、8.4V/7.6V UVLO 搭載、100% デューティ・サイクル対応、30V、低消費電力、電流モード PWM コントローラ
データシート: PDF | HTML技術資料
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種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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設計ガイド | 車載 40V ~ 1kV 入力フライバックのリファレンス・デザイン (Rev. B 翻訳版) | 英語版 (Rev.B) | 2019年 8月 30日 | |||
アプリケーション・ノート | Modeling, Analysis and Compensation of the Current-Mode Converter | 1999年 9月 5日 | ||||
アプリケーション・ノート | U-111, Practical Considerations in Current Mode Power Supplies | 1999年 9月 5日 |