パッケージ情報
パッケージ | ピン数 TSSOP (PW) | 8 |
動作温度範囲 (℃) -20 to 70 |
パッケージ数量 | キャリア 2,000 | LARGE T&R |
BQ2057C の特徴
- 1 セル (4.1V または 4.2V) および 2 セル (8.2V または 8.4V) 対応のリチウムイオンまたはリチウムポリマ・パックに最適
- 必要な外部部品が少ない
- 放熱を最小限に抑える 0.3V ドロップアウト電圧
- プリセット電圧により電圧レギュレーション精度の誤差が ±1% 未満
- バッテリ・パックの内部インピーダンスの AutoCompM 動的補償で充電時間を短縮
- 充電前と充電中のセル温度監視オプション
- プログラマブル充電電流およびハイサイド / ローサイド電流検出を備えた電圧 / 電流レギュレーション機能を内蔵
- 深放電状態のセルを回復し、充電の初期段階で放熱を最小限に抑えるセル・コンディショニングを内蔵
- シングル / デュアル LED または ホスト・プロセッサ・インターフェイスの充電ステータス出力
- バッテリ自動再充電機能
- 最小電流による充電終了
- VCC 除去時の自動低消費電力スリープ・モード
- EVM を利用した迅速な評価
- パッケージ:8 ピン SOIC、8 ピン TSSOP、8 ピン MSOP
BQ2057C に関する概要
BQ2057 シリーズの高度なリチウムイオン (Li-ion) およびリチウムポリマ (Li-pol) リニア充電管理 IC は、コスト重視でコンパクトなポータブル・エレクトロニクス向けに設計されています。1 つの 8 ピン IC に、電流と電圧の高精度レギュレーション、バッテリ・コンディショニング、温度監視、充電終了、充電ステータス表示、AutoComp™ 充電率補償が統合されています。MSOP、TSSOP、SOIC の各パッケージ・オプションは、幅広いエンド・アプリケーションに対応しています。
BQ2057 は、外部サーミスタを使用してバッテリ温度を継続的に測定します。安全のため、バッテリ温度がユーザー定義のスレッショルド内になるまで充電は禁止されます。バッテリの充電は、コンディショニング、定電流、定電圧の 3 つのフェーズで行われます。バッテリ電圧が低電圧スレッショルド V(min) を下回った場合、低電流を使用した事前充電によってバッテリのコンディショニングが行われます。コンディショニング充電速度は、レギュレーション電流の約 10% です。また、コンディショニング電流により、充電の初期段階での外部パス素子の放熱も最小限に抑えられます。コンディショニング後、バッテリに定電流が供給されます。電流は、外部センス抵抗によって設定されます。センス抵抗は、追加部品なしで、バッテリのハイサイドまたはローサイドに配置できます。定電流フェーズは、バッテリが充電レギュレーション電圧に達するまで継続します。
その後、定電圧フェーズが開始されます。電圧レギュレーションの精度は、動作温度および電源電圧範囲全体にわたって誤差 ±1% 未満です。1 セルおよび 2 セル向けに、BQ2057 は 4.1V、4.2V、8.2V、8.4V の 4 つの固定電圧バージョンで提供されます。充電終了スレッショルド I(Term) に電流が近づくと充電は停止します。バッテリ電圧が V(RCH) スレッショルドを下回ると、自動的に充電が再開されます。
設計者は AutoComp 機能を使用して充電時間を短縮することもできます。この独自の手法により、充電中のバッテリ・パックの内部インピーダンスを安全かつ動的に補償できます。