パッケージ情報
パッケージ | ピン数 DSBGA (YFP) | 20 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
BQ25155 の特徴
- 1.25mA~500mA の高速充電電流範囲に対応したリニア・バッテリ充電器
- I 2C を使用して精度 0.5% でプログラム可能なバッテリ・レギュレーション電圧 (3.6V~4.6V の範囲で 10mV 刻み)
- 終了電流を最小 0.5mA に設定可能
- 入力耐圧 20V で、標準的な入力電圧動作範囲は 3.4V~5.5V
- 熱充電プロファイルをプログラム可能、ホット、ウォーム、クール、コールドの各スレッショルドを設定可能
- システム電源およびバッテリ充電用のパワー・パス管理
- バッテリ電圧トラッキングと入力パススルーのオプションに加えて、I 2C を使用してプログラム可能なレギュレートされたシステム (PMID) 電圧 (4.4V~4.9V)
- 動的なパワー・パス管理により、弱いアダプタからの充電を最適化
- 高度な I 2C 制御により、ホストは必要に応じてバッテリまたはアダプタを切り離し可能
- I 2C によりロード・スイッチまたは最大 150mA の LDO 出力を設定可能
- 0.6V~3.7V の範囲で 100mV 刻みでプログラム可能
- 非常に低い Iddq によりバッテリ駆動時間を延長
- 出荷モードのバッテリ Iq:10nA
- システム駆動時 (PMID および VDD がオン) の Iq:400nA
- 押しボタン 1 つによる可変タイマ付きウェイクアップおよびリセット入力
- システム電源サイクルおよび HW リセットをサポート
- 16 ビット ADC
- 充電電流、バッテリ・サーミスタ、バッテリ電圧、入力電圧、システム (PMID) 電圧の監視
- 汎用 ADC 入力
- 常時オンの 1.8V VDD LDO で最大 10mA の負荷をサポート
- 安全関連認証
- TUV IEC 62368 認証
- 20 ピンの 2mm × 1.6mm CSP パッケージ
- ソリューション全体のサイズ:12mm 2
BQ25155 に関する概要
BQ25155 はウェアラブル、携帯型、および小型の医療機器の最も一般的な機能 (例:充電器、システム電力用のレギュレートされた出力電圧レール、 バッテリおよびシステム監視用の ADC、LDO、押しボタン・コントローラ) を統合した高集積バッテリ充電管理 IC です。
BQ25155 IC はパワー・パス付きリニア充電器を内蔵し、レギュレートされた電圧をシステムに供給すると同時に、小型バッテリを急速かつ正確に充電できます。レギュレートされたシステム電圧 (PMID) 出力は、システムを最適に動作させるために、ダウンストリーム IC の推奨動作条件とシステム負荷に基づき、I 2C を介して設定できます。
本デバイスは、最大 500mA の充電電流、および最大限の充電を可能にする最小 0.5mA の終了電流をサポートしています。バッテリは、標準のリチウムイオン充電プロファイルを使用して、プリチャージ、定電流、定電圧レギュレーションの 3 つのフェーズで充電されます。
デバイスには高度なパワー・パス管理および制御機能が内蔵されているため、貧弱なアダプタを使用している場合でも、バッテリを充電しながらシステムに電力を供給できます。また、ホストは I 2C 経由でパワー・パスを制御でき、物理的な取り外しを行わずに、入力アダプタやバッテリからホストを切断できます。単一の押しボタン入力により、ボタン・コントローラ IC を個別に追加する必要がなくなり、ソリューション全体のフットプリントが小さくなります。この押しボタン入力は、ウェイク機能やシステムのリセットに使用できます。 16 ビットの ADC により、正確なバッテリ電圧監視が可能であり、バッテリの健全性を監視するための低静止電流 (Iq) 測定に使用できます。また、TS ピンに接続されるサーミスタや、ADCIN ピン経由の外部システムの信号を使用して、バッテリ温度を測定することもできます。動作時およびシャットダウン時の静止電流が小さいため、最大のバッテリ駆動時間が得られます。入力電流制限、充電電流、LDO 出力電圧、その他のパラメータは、I 2C インターフェイスによりプログラム可能なため、 BQ25155 は非常に柔軟な充電ソリューションとなっています。電圧ベースの JEITA 互換 (または標準の HOT/COLD) バッテリパック・サーミスタ監視入力 (TS) が含まれており、バッテリの温度を監視しながら、バッテリが充電中に安全な温度範囲を逸脱しないよう、充電パラメータを自動的に変更します。温度スレッショルドは I 2C からもプログラム可能なため、ホストは熱充電プロファイルをカスタマイズ可能です。本充電器は、5V USB 入力に対して最適化されており、入力過渡応答に耐える絶対最大定格は 20V です。また、デバイスにはリニア・レギュレータも内蔵されており、無線やプロセッサ用に低ノイズのレールを提供し、I 2C 経由で独立にソースおよび制御が可能です。