パッケージ情報
パッケージ | ピン数 WQFN (RTW) | 24 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
BQ25616 の特徴
- 高効率 1.5MHz 同期整流スイッチ・モード降圧チャージャ
- 5V 入力から 2A で 92% の充電効率
- ±0.5% の充電電圧レギュレーション
- VSET ピンで調整可能な充電電圧 (±0.4% のレギュレーション精度で 4.1V、4.2V、4.35V をサポート)
- ±6% の充電電流レギュレーション
- ±7.5% の入力電流レギュレーション
- JEITA (BQ25616J) またはホット / コールド (BQ25616) 温度センシング・プロファイルをサポート
- 10 時間の充電安全タイマ
- USB On-The-Go (OTG) 対応、
- 5V 昇圧コンバータ、 最大 1.2A の出力
- 1A 出力で 92% の昇圧効率
- 正確な定電流 (CC) 制限
- 最大 500µF の容量性負荷に対するソフトスタート
- 軽負荷動作時の PFM モード
- USB 入力、高電圧アダプタ、ワイヤレス電源をサポートするシングル入力
- 4V~13.5V の入力電圧範囲 (絶対最大定格 22V) に対応
- 130ns 高速ターンオフの入力過電圧保護 、オプションの外付け OVPFET (最高 30V の入力耐圧)
- ILIM ピンにより入力電流制限値 (IINDPM) をプログラム可能
- 最大電力が得られるように VINDPM スレッショルド がバッテリ電圧に自動的に追従
- USB SDP、CDP、DCP、非標準アダプタの自動検出
- ナロー VDC (NVDC) パワー・パス管理
- バッテリ未接続または深放電状態でもシステムを即時オン
- RDSON が低い 19.5mΩ の BATFET により、充電損失を最小化し、バッテリ動作時間を延長
- システム・スタンバイ状態で 9.5µA の低いバッテリ・リーク電流
- すべての MOSFET、電流センシング、ループ補償を含む高度な統合
- 安全関連認証:
- IEC 62368-1 CB 認証
BQ25616 に関する概要
BQ25616/616J は、シングル・セルのリチウム・イオンおよびリチウム・ポリマー・バッテリに対応した高集積 3A スイッチ・モード・バッテリ充電管理およびシステム電力パス管理デバイスです。このソリューションは、入力逆電流ブロック FET (RBFET、Q1)、ハイサイド・スイッチング FET (HSFET、Q2)、ローサイド・スイッチング FET (LSFET、Q3)、およびシステムとバッテリの間のバッテリ FET (BATFET、Q4) を高度に統合しています。電力パスのインピーダンスが低いため、スイッチ・モード動作効率の最適化、バッテリ充電時間の短縮、放電フェーズ中のバッテリ駆動時間の延長が実現できます。
BQ25616/616J は、リチウム・イオンおよびリチウム・ポリマーのバッテリに対応した高集積 3A スイッチ・モード・バッテリ充電管理およびシステム電力パス管理デバイスです。高い入力電圧による高速充電をサポートしているため、 スピーカー、産業用および医療用携帯型機器など、幅広いアプリケーションに対応できます。電力パスのインピーダンスが低いため、スイッチ・モード動作効率の最適化、バッテリ充電時間の短縮、放電フェーズ中のバッテリ駆動時間の延長が実現できます。入力電圧および電流レギュレーションにより、バッテリに最大限の充電電力を供給できます。
このソリューションは、入力逆電流ブロック FET (RBFET、Q1)、ハイサイド・スイッチング FET (HSFET、Q2)、ローサイド・スイッチング FET (LSFET、Q3)、およびシステムとバッテリの間のバッテリ FET (BATFET、Q4) を高度に統合しています。また、ハイサイド・ゲート・ドライブ用のブートストラップ・ダイオードを内蔵し、システム設計の簡素化を実現しています。 のハードウェア設定とステータス・レポートを使うと、簡単な構成で充電ソリューションを調整できます。
このデバイスは、標準の USB ホスト・ポート、USB 充電ポート、USB 対応高電圧アダプタ、ワイヤレス電源など、幅広い入力ソースをサポートしています。このデバイスは、入力電流および電圧のレギュレーションにより、USB 2.0 および USB 3.0 の電力仕様に準拠しています。 このデバイスは、D+/D- ピンを使用する内蔵 USB 検出機能に基づいてデフォルトの入力電流制限値を設定しています。本デバイスの内蔵 USB インターフェイスが未知の入力アダプタを検出した場合、本デバイスの入力電流制限は ILIM ピン設定抵抗値によって決定されます。
本デバイスには降圧チャージャと昇圧レギュレータが統合されているため、1 つのインダクタを使ってソリューションが完成します。 本デバイスは 5V を供給し、最大 1.2A の定電流制限を備えることで、USB On-The-Go (OTG) 動作電源定格仕様を満たしています。
電力パス管理により、システムは、アダプタが接続された状態で、バッテリ電圧より少し高く、かつ最低システム電圧の 3.5V を下回らないようにレギュレートされます。この機能により、システムはバッテリが完全に消耗したとき、または取り除かれたときでも、動作を継続できます。入力電流制限値または電圧制限値に達すると、パワー・パス管理機能が自動的に充電電流を低下させます。システム負荷が増加し続けるとバッテリは放電を開始し、システムの電力要件が満たされるまで放電を続けます。この補助モードにより入力ソースの過負荷を防止します。
このデバイスはソフトウェア制御なしに、充電サイクルを開始、終了できます。バッテリ電圧を感知し、プレコンディショニング、定電流、定電圧という 3 フェーズでバッテリを充電します。充電サイクルの終了時、充電電流があらかじめ設定された制限値を下回り、バッテリ電圧が再充電スレッショルドを上回ると、チャージャは自動的に処理を終了します。十分に充電されたバッテリが再充電スレッショルドを下回ると、チャージャは自動的に次の充電サイクルを開始します。
このチャージャは、バッテリの負温度係数サーミスタ監視、充電安全タイマ、過電圧および過電流保護など、バッテリ充電とシステム運用のための多様な安全機能を備えています。熱レギュレーションは、接合部温度が 110℃を超えると充電電流を低減させます。 STAT 出力は、充電ステータスとすべてのフォルト条件を報告します。