パッケージ情報
パッケージ | ピン数 WQFN (RGH) | 16 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
FDC2214-Q1 の特徴
- EMI耐性アーキテクチャ
- 最大出力速度(アクティブ・チャネル1つ):
- 13.3ksps(FDC2112、FDC2114)
- 4.08ksps(FDC2212、FDC2214)
- 最大入力容量: 250nF(10kHz、1mHインダクタ使用時)
- センサ励起周波数: 10kHz~10MHz
- チャネル数: 2、4
- 分解能: 最大28ビット
- システム・ノイズ・フロア: 0.3fF(100sps時)
- 電源電圧: 2.7V~3.6V
- 消費電力: アクティブ時: 2.1mA
- 低電力スリープ・モード時: 35µA
- シャットダウン時: 200nA
- インターフェイス: I2C
- 温度範囲:-40°C~+125°C
FDC2214-Q1 に関する概要
静電容量式センシングは低電力動作、低コスト、高分解能、非接触のセンシング技法であり、近接検出からジェスチャ認識、液体レベルのリモート・センシングまで、幅広いアプリケーションに適用可能です。静電容量式センシング・システムのセンサには、任意の金属や導体が使用できるため、低コストで柔軟性の高いシステム設計が可能になります。
静電容量式センシング・アプリケーションの感度の制約となる主な問題は、センサのノイズ感受性です。FDC2x1xは、革新的なEMI耐性アーキテクチャにより、ノイズの多い環境でも性能を維持できます。
FDC2x1xマルチチャネル・ファミリは、ノイズやEMIへの耐性を持つ、高分解能、高速のキャパシタンス-デジタル・コンバータであり、静電容量式センシング・ソリューションの実装に適しています。これらのデバイスは革新的なナローバンド・ベースのアーキテクチャを採用しているため、ノイズや干渉の除去性能が高く、高速で高い分解能を実現します。さらに、幅広い励起周波数をサポートしているため、システムを柔軟に設計できます。この幅広い周波数範囲は、特に洗剤、石鹸、インクなどの導電性液体の確実なセンシングに役立ちます。
FDC221xは、最大28ビットの高分解能に対して最適化されています。FDC211xは、最大13.3kspsの高いサンプリング・レートを特長とし、高速で移動する物体を検出対象とするアプリケーションを簡単に実装できます。最大入力容量が250nFと非常に大きいため、リモート・センサの使用が可能なほか、時間、温度、湿度による環境変化も追跡できます。
FDC2x1xファミリは、近接センシング、および任意の種類の液体のレベル・センシング・アプリケーションを対象としています。人間の手などの干渉要因が存在する非導電性液体のレベル・センシング・アプリケーションに対しては、アクティブ・シールド・ドライバを内蔵したFDC1004を推奨します。