JAJY121B September 2021 – April 2023 BQ25125 , LM5123-Q1 , LMR43610 , LMR43610-Q1 , LMR43620 , LMR43620-Q1 , TPS22916 , TPS3840 , TPS62840 , TPS63900 , TPS7A02
スイッチング ノイズ以外に、熱雑音とフリッカ ノイズの各成分を含む連続的な自己雑音が 0.1Hz~100kHz の範囲内に存在しており、静止電流 (IQ) バイアスがより小さい場合はこの自己雑音が懸案事項になります。通常はリファレンスがノイズの最大寄与要因なので、電圧と電流両方のリファレンスを作成するために内蔵バージョンのサンプル / ホールド方式を選択すると、デバイスの寿命全体にわたって、面積、ノイズ、静止電流 (IQ)、性能の信頼性 (ドリフトなし) に関して魅力的なトレードオフを実現できます。このようなサンプル / ホールド回路の欠点は、小さいリップル誤差を生成することです。
図 13 に、テキサス・インスツルメンツの高精度 D/A コンバータ (DAC) とオペアンプ ファミリを使用してサンプル / ホールドの動作最適化を試みる設計を示します。発生したグリッチはこの対策を通じて、式に示すレギュレータのノイズ フロア内に適切に収まります。これらの手法の一部を採用することで、TPS7A02 LDO を使用する設計のグリッチとその他の不要なノイズを除去できます。
図 14 に示すように、TPS7A02 デバイスのサンプル / ホールド回路によるノイズ成形機能を通じて、10Hz~100Hz の周波数帯で積分ノイズを 40% 以上低減できます。