パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RGT) | 16 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
THS6222 の特徴
- 電源電圧範囲 (VS):8V~32V
- 中間電源同相バッファを内蔵
- 大信号帯域幅:195MHz (VO = 16VPP)
- スルー・レート (16V ステップ):5500V/µs
- 低歪み (VS = 12V、50Ω 負荷)
- HD2:-80dBc (1MHz)
- HD3:-90dBc (1MHz)
- 出力電流:338mA (VS = 12V、25Ω 負荷)
- 広い出力スイング (VS = 12V)
- 19.4VPP (100Ω 負荷)
- 18.6VPP (50Ω 負荷)
- 電力モードを変更可能:
- 完全バイアス・モード:19.5 mA
- 中間バイアス・モード:15mA
- 低バイアス・モード:10.4 mA
- 低消費電力のシャットダウン・モード
- IADJ ピンによる可変バイアス
- 過熱保護機能を内蔵
- 24 ピンの THS6212 VQFN とピン互換
THS6222 に関する概要
THS6222 は電流帰還アーキテクチャを採用した差動ライン・ドライバ・アンプであり、テキサス・インスツルメンツ独自の高速 SiGe (シリコン・ゲルマニウム)プロセスで製造されています。このデバイスは、重いライン負荷を駆動しながら高い線形性が要求される広帯域・高速電力線通信 (HPLC) ライン・ドライバ・アプリケーションに適しています。
THS6222 は独自のアーキテクチャにより、静止電流を最小限に抑えながら、非常に高い線形性を実現しています。このアンプは可変電流ピン (IADJ) を備えており、公称消費電流とともに複数のバイアス・モードを設定することで、アンプの最大性能を必要としないときに高度な節電が可能となります。シャットダウン・バイアス・モードを使うと、時分割多重化 (TDM) システムの受信モードにおいて、高い出力インピーダンスを維持しながら、消費電力をさらに低減できます。中間電源同相バッファを内蔵することで外付け部品が不要となり、システムのコストと基板面積を削減できます。
32V 電源での出力スイングが VPP (100Ω 負荷) と広く、650mA を超える駆動電流 (25Ω 負荷) と相まって、歪みを最小限に抑える広いダイナミックレンジを実現します。
THS6222 は露出サーマル・パッド付きの 24 ピン VQFN パッケージで供給され、-40℃~+85℃ の周囲温度で動作が規定されています。