TIDA-01541
3 相インバータ向け高帯域幅位相電流 / DC-Link 電圧センシングのリファレンス・デザイン
TIDA-01541
概要
TIDA-01541 リファレンス・デザインは、3 相インバータの絶縁型相電流と DC リンク電圧の測定向けに、システム・コストの低減と設計の小型化を可能にするとともに、高帯域と高精度センシングを実現します。差動からシングルエンドへの変換回路を使用し、絶縁型アンプの出力をマイコン内部の ADC にインターフェイスします。絶縁型アンプの採用により、マイコン内部の SAR(逐次比較型)ADC の使用が可能になることから、電流センシングで何らかの犠牲を伴わずにシステム・コストを低減できます。8 ピン・パッケージは、基板のフォーム・ファクタを縮小します。絶縁型アンプの高帯域によって 3.5μs 以内で IGBT の保護を有効にできるほか、高性能の仕様により、電流と電圧の高精度測定が可能になります。高入力インピーダンスでの DC リンク電圧測定により、高電圧分圧器に起因するソース・インピーダンスの影響を防止し、精度を向上します。
特長
- 強化絶縁型インバータは最大 10kW 定格の 400V ~ 1200V DC リンク・ドライブに最適
- 高帯域(200kHz 超)の強化絶縁型アンプは、低レイテンシの電流センシングと、出力段保護のための高速過電流検出(3μs 未満)を実現
- 高インピーダンス入力の強化絶縁型アンプは DC リンク電圧などの高インピーダンス・ノードの高精度センシング向けに最適化されており、0V ~ 1026V DC の範囲で DC リンク電圧をセンシングする際の精度として ±1% の誤差を達成
- キャリブレーション済みの電流測定誤差は ±50A FSR と -25℃ ~ +85℃ の温度範囲にわたり ±0.5% を達成
- 低消費電力の強化絶縁型アンプは、ゲート・ドライバのブートストラップ・コンデンサを使用するシンプルな LDO からの電力供給で動作
- DC バスの低電圧、過電圧、過負荷、地絡、過熱に対する保護機能
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDRU22.PDF (98 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
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種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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設計ガイド | 三相インバータ用の高帯域幅の位相電流およびDC-Link電圧セン シングのリファレンス・デザイン (Rev. A 翻訳版) | 英語版 (Rev.A) | 2018年 6月 12日 |