TIDA-01161
1GHz 信号帯域幅の RF サンプリング・レシーバのリファレンス・デザイン
TIDA-01161
概要
RF サンプリング・アーキテクチャは、従来のスーパーヘテロダイン・アーキテクチャの代替選択肢になります。RF サンプリング A/D コンバータ (ADC) は高いサンプリング・レートで動作し、無線周波数 (RF) からデジタルに信号を直接変換します。高速サンプリング・レートを達成しているので、この RF サンプリング・アーキテクチャは非常に広い信号帯域幅をサポートしています。信号帯域幅が広いほどシステムの能力が高くなり、より高速なデータ転送や、より多くのユーザー・アクセスに対応できるようになります。
このリファレンス・デザインが採用している ADC32RF45 は、デュアルチャネル、14 ビット分解能の ADC であり、最大 3GSPS のサンプリングに対応します。ADC サンプリング・レートを 2 で割った値を最大信号帯域幅として設定します (ナイキスト周波数)。このリファレンス・デザインの場合、信号帯域幅能力は 1GHz を上回っています。ADC の入力バッファと入力トランスの入力帯域幅に基づいて、最大入力周波数を設定します。このリファレンス・デザインを使用すると、最大 4GHz の RF 信号を直接キャプチャできます。この値は、テレコムの主な帯域すべてや S バンド・レーダー・アプリケーションに適しています。このデザインは、JESD204B シリアル化データ・インターフェイスを維持し、最高の信号対雑音比 (SNR) 性能を実現するために、最適化済みのクロック関連ソリューションを採用しています。
特長
- 3GSPS RF サンプリング ADC ソリューション
- 1GHz 以上に対応する信号帯域幅能力
- 低ノイズ、広いダイナミック・レンジの RF サンプリング・レシーバ・ソリューション
- RF サンプリング ADC 向け、位相ノイズの小さいクロック関連ソリューション
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
開発を始める
技術資料
種類 | タイトル | 英語版のダウンロード | 日付 | |||
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* | 設計ガイド | 1-GHz Signal Bandwidth RF Sampling Receiver Solution | 2016年 4月 18日 | |||
技術記事 | Push your receiver bandwidths past 1-GHz in high-end applications | PDF | HTML | 2016年 5月 26日 |