パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RGZ) | 48 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 85 |
パッケージ数量 | キャリア 2,500 | LARGE T&R |
TPS65400 の特徴
- 各スイッチング・レギュレータについて最高 95% の効率
- スイッチング・レギュレータの仕様:
- 入力電圧範囲:4.5~18V
- VOUT 範囲:0.6V~90% VIN
- SW1、SW2 IOUT:4A (最大値)
- SW3、SW4 IOUT:2A (最大値)
- プリバイアス・スタートアップ・アルゴリズムにより、スタートアップ時の電圧ディップを最小化
- 低電圧誤動作防止 (UVLO)、過電流保護 (OCP)、過電圧保護 (OVP)、過熱保護 (OTP) 内蔵
- AECQ-100 グレード 1 のオプション
- 熱的に強化された 7mm×7mm、48 ピン、0.5mm ピッチ VQFN パッケージ
- ピンからアクセス可能な機能:
- 外部帰還抵抗で VOUT を調整可能
- 各スイッチャの高精度イネーブル・ピンによりシーケンシングを制御可能
- 抵抗により PWM スイッチング周波数を 275kHz~2.2MHz の範囲で変更可能
- クロック同期入力およびクロック出力
- 外部コンデンサによるソフトスタート遅延
- SW1 と SW2、および SW3 と SW4 の間のカレントシェアにより、必要に応じて大電流をサポート
- PMBus のランタイム制御およびステータス
- VREF の調整によるランタイム電圧ポジショニング
- 各スイッチャのイネーブルおよびディセーブル
- フォルトおよびステータス監視
- PMBus/I2C オプションをユーザーが構成可能、EEPROM に保存
- 電源オン / オフのシーケンシング
- 固定の遅延時間または PGOOD によるシーケンシング
- VREF 構成による初期電圧ポジショニング
- 各スイッチャの PWM 周波数調整
- 各スイッチャ個別の PWM 位相整列によりリップルおよびコンデンサのサイズを最小化
- 各レギュレータの電流制限が変更可能なため、インダクタのサイズとコストを最適化可能
- ソフト・スタート時間
TPS65400 に関する概要
TPS65400 には PMBus/I2C 互換のデジタル・インターフェイスが搭載されています。これにより、レギュレート電圧、電源シーケンス、位相インターリーブ、動作周波数、動作ステータスの読み戻しなどをランタイムで変更でき、コアチップがシステム性能を最適化するために役立ちます。
TPS65400 は、4つの大電流降圧スイッチング・レギュレータ (SW1、SW2、SW3、SW4) および内蔵 FET で構成されます。スイッチング電源は、プロセッサ、FPGA、ASIC、メモリ、デジタル I/O などの大電流のデジタル回路に電力を供給することを目的としています。SW1 と SW2 は 各 4A、SW3 と SW4 は 各 2A をサポートしています。各レギュレータのスイッチング周波数は、最高 2.2MHz まで独立に設定可能です。
各スイッチャの電流制限をプログラムできるため、特定のアプリケーション構成で最大電流能力を必要としない場合、インダクタ定格を最適化できます。
TPS65400 は、4.5~18V の範囲の単一入力電圧レールで動作するため、5V または 12V の中間配電バスで動作するアプリケーションに最適です。
個別のイネーブル端子を使用して、または I2C バスからオンボードの EEPROM にシーケンスをプログラムして、シーケンシング要件を満たすことができます。出力電圧は外部抵抗回路により設定でき、VREF は 0.6~1.87V の範囲で 10mV 刻みにプログラム可能です。すべての制御およびステータス情報には、PMBus 互換の I2C バスからアクセスできます。
TPS65400 は、I2C バスにより柔軟な監視と制御が可能ですが、I2C を使用しないシステムでは、外付け部品および電圧レベルを使用してプログラムできます。