パッケージ情報
パッケージ | ピン数 SOT-23 (DBV) | 5 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 3,000 | LARGE T&R |
UCC24612 の特徴
- アクティブ・クランプ・フライバック、QR、DCM、CCMフライバック、LLCなどのトポロジをサポート
- 最大230VのMOSFET VDSセンシング
- 最高1MHzの動作周波数
- UCC24612-1で1MHz
- UCC24612-2で800kHz
- VDD範囲が広いため、5V~28Vの出力システムからダイレクト・バイアスが可能
- 4Aシンク、1Aソースの比例ゲート駆動能力を備えたゲート・ドライバ
- 適応型最小オフ時間制御によりノイズ耐性が向上
- サイクル制限プリターンオフによりCCMの効率が向上
- ハイサイド/ローサイドの構成が可能
- 軽負荷/スリープ・モードを自動的に管理、スタンバイ電流320µA
- ターンオフ伝搬遅延: 16ns (標準値)
- 9.5Vのゲート駆動クランプにより駆動損失を低減
UCC24612 に関する概要
UCC24612は、標準および論理レベルNチャネルMOSFETパワー・デバイス向けの高性能同期整流コントローラ/ドライバです。ほぼ理想的なダイオード・エミュレーションを実装しているため、出力整流器の損失を低減し、間接的に1次側の損失を低減することができます。ドレイン-ソース間(VDS)センシング制御方式により、アクティブ・クランプ・フライバック、QR/DCM/CCMフライバック、LLCなど、複数のトポロジを使用できます。
内蔵された機能により、設計が簡単な上、さまざまなアプリケーションや周波数で優れた性能を発揮します。動作VDDおよびVD電圧範囲が広いことから、28Vまでの出力のシステムに簡単に実装でき、適応型最小オフ時間制御により、効率性およびノイズ耐性も向上しています。UCC24612-1とUCC24612-2では、ノイズ耐性の向上をもたらす最小オン時間が異なります。比例ゲート駆動およびCCMサイクル制限プリターンオフにより、連続導通モード(CCM)での安定動作もさらに向上しています。
UCC24612には、効率性を高めるさまざまな機能が搭載されています。伝搬遅延が短い高速コンパレータによりスイッチング損失が低減され、9.5Vのゲート駆動クランプによりMOSFETの駆動損失が低減されます。周波数に依存するスタンバイ・モードでは、スタンバイ消費電力をさらに削減できます。このような機能を備えたUCC24612を採用することで、DoE (米国エネルギー省)のレベルVIやCoC (欧州委員会の行動規範)のティア2といった厳しい効率基準を満たす優れたシステムを構築できます。
UCC24612はSOT23-5パッケージで供給されます。