SIMPLELINK-WIFI-TOOLBOX

Wi-Fi ツールボックス パッケージは、1 台のホストを使用して、WLAN/Bluetooth® Low Energy のファームウェアをデバッグおよび監視するために必要な機能をすべて取り揃えています。また、RF 検証試験を実行することや、規制認証試験より前に事前試験を実施すること、およびハードウェアとソフトウェアのプラットフォーム統合に関連する課題のデバッグに活用することもできます。

• Radio Tool (無線ツール) - Radio Tool は、開発や規制認証に取り組む際に、CC33xx を採用した設計の RF 評価とテストを行うためのツールです。このツールにより、無線を手動で送信/受信モードに設定し、低レベルの無線試験を実行できます。このツールを使用するには、無線回路の理論と無線試験手法に関する習熟と知識が必要となります。
• INI Composer (INI 編成機能) - INI Composer ツールは、CC33xx デバイス固有の無線周波数パラメータとモードを構成する目的で使用します。このツールは 1 個の bin ファイルを出力します。そのファイルを、組込み Linux ファイルシステムにインストールする必要があります。RadioTool の中でこのツールを使用し、無線試験や規制認証を進めることもできます。
• Logger (ロガー) - Logger ツールは、デバイスから受け取ったファームウェア ログ メッセージとプロトコル トランザクション (プロトコルに基づく情報交換) をキャプチャするために使用します。このツールを使用すると、デバイスの内部データとデバイスの状態、およびリモート デバイスとのプロトコル トランザクションに関する情報を可視化できます。
• これらのツールを最大限に活用するには、1 台の PC に接続する必要があります。上記の Radio Tool (無線ツール) を使用して JTAG と USB の間の通信を実現するには、LP-XDS110ET LaunchPad™ 開発キット デバッガ、または TMDSEMU110-U XDS110 JTAG デバッグ プローブを使用することを推奨します。USB とシリアルの間で接続と変換を行うハードウェアには多様な種類がありますが、大半の種類でシリアル ログをキャプチャすることができます。FTDI シリアル ケーブル、または CC31XXEMUBOOST ブースタパック プラグイン モジュールを使用することを推奨します。