TIDA-010085
デジタル・アイソレータ使用、24 VAC マルチチャネル半導体リレーのリファレンス・デザイン
TIDA-010085
概要
このリファレンス デザインは、単一の絶縁を使用するマルチチャネル ソリッドステート リレー (半導体リレー:SSR) を提示します。このデザインは、単一の絶縁型電源と、共通のグランドを共有するゲート ドライブ回路を使用した、マルチチャネル デジタル アイソレータにより、複数の SSR を互いに独立した形で制御します。本リファレンス・デザインでは、24VAC 駆動リレーの電流定格は最大 2A です。しかし、最大 240VAC かつより大きい電流定格に拡張することもできます。各 SSR チャネルの専有面積は 75mm2 未満であり、各部品の最大の高さは約 3mm です。そのため、電磁リレーに比べるとかなりのサイズ小型化を実現できます。単一の絶縁型電源採用で、ボード面積の縮小と BOM (部品表) コストの削減に貢献します。
特長
- マルチチャネル・デジタル・アイソレータによる単一絶縁を使った複数の半導体リレーを、最小限の追加コストで任意の数の SSR チャネルに容易に拡張可能
- SSR (ソリッドステート リレー:半導体リレー) ドライブの電圧は 24VAC ±20%、ドライブ電流は 2A RMS (電圧と電流の定格は、適切な定格の部品を使用する方法でスケール化可能)
- SSR のターンオン時間とターンオフ時間:15 ~ 300μs (調整可能)。SSR ドライブあたりの平均消費電流は (1 次側を基準として) 4mA 未満 (チャネルあたり最小 20μA まで調整可能)
- SSR のサイズ:チャネルあたり 75mm2。高さは約 3mm。
- 機能絶縁型の開ループ・フライバックをベースとする電源で、マイコン不要
- サージとスイッチング過電圧の保護機能を搭載
組み立てられたボードは、テストと性能検証のみの目的で開発されたものであり、販売していません。
設計ファイルと製品
設計ファイル
すぐに使用できるシステム・ファイルをダウンロードすると、設計プロセスを迅速化できます。
TIDM823.PDF (359 K)
設計に使用したコンポーネント、参照指定子、メーカー名や型番などを記入した詳細なリスト
製品
設計や代替製品候補に TI 製品を含めます。
MOSFET