パッケージ情報
パッケージ | ピン数 HTSSOP (PWP) | 28 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 2,000 | LARGE T&R |
TLC6C5816-Q1 の特徴
- 車載アプリケーションに対応
- 下記内容でAEC-Q100認定済み:
- デバイス温度グレード 1: 動作時周囲温度範囲 –40℃~125°C
- デバイスHBM ESD分類レベルH3A
- デバイスCDM ESD分類レベルC6
- パワーDMOSトランジスタ出力付きの16チャネル
- チャネルごとに最大50mAのオープン・ドレイン出力
- 出力電圧の最大定格: 45V
- EMI低下のため最適化されたスルー・レート
- シリアル・インターフェイスおよびPWM入力
- TPIC6C596、TLC6C598-Q1、TLC6C5912-Q1と互換のシフト・レジスタ
- LEDステータスの読み戻し
- グループ調光用の2つのPWM入力
- 診断および保護機能
- 設定可能なLEDの開放および短絡診断機能
- 過熱保護
- シリアル・インターフェイス通信エラーの検出
- オープン・ドレインのエラー・フィードバック
TLC6C5816-Q1 に関する概要
車載アプリケーション用には、各種のLEDインジケータが存在します。ハイブリッド計器クラスタやEシフタなど一部のアプリケーションには安全性要件が存在し、LEDフォルト診断機能が必須です。HVACパネルなど他のアプリケーションにはLEDのオン-オフ制御しか存在しないため、LED診断機能は必要ありません。両方のアプリケーションに対応するため、TLC6C5816-Q1デバイスには柔軟なLED診断機能が実装されています。レジスタへの書き込みにより、出力チャネルをLED診断機能あり、またはなしのどちらにも構成できます。
TLC6C5816-Q1デバイスは16ビット・シフト・レジスタのLEDドライバで、車載用LEDアプリケーションをサポートするよう設計されています。LEDの開放および短絡の診断機構が搭載されており、安全性保護が強化されています。このデバイスには、パワーDMOSトランジスタ出力を持つ16のチャネルが内蔵されています。チャネルのうち8つは、対応するレジスタを構成することで、LEDフォルト診断をサポートします。このデバイスは診断機能なしで16チャネル、または診断機能ありで8チャネルを駆動できます。LED診断を実行するには、診断チャネルのDIAGnをDRAINnに接続する必要があります。コマンド・エラー・フォルトが発生した場合、チャネルがLED診断用に構成されているにもかかわらず、同時にレジスタ書き込みコマンドによってそのチャネルがオンになったことを意味します。デバイスには巡回冗長性検査(CRC)機能があり、シフト・レジスタのレジスタ値を検証できます。読み戻しモードでは、デバイスは6ビットのCRC剰余を返します。MCUはCRC剰余を読み戻して、剰余が正しいかどうかをチェックすることで、MCUとデバイスとの間の通信ループが良好かどうかを判定できます。