パッケージ情報
パッケージ | ピン数 VQFN (RTQ) | 56 |
動作温度範囲 (℃) -40 to 125 |
パッケージ数量 | キャリア 250 | SMALL T&R |
TPS23880 の特徴
- PoE 2 タイプ 3 またはタイプ 4 Power Over Ethernet アプリケーション用の IEEE 802.3bt PSE ソリューション
- 8 つの独立した PSE チャネル
- プログラム可能な SRAM メモリ
- ±3% の精度で電力制限をプログラム可能
- 2 ペアまたは 4 ペアのポート電力割り当てを選択可能
- 15.4W、30W、45W、60W、75W、90W
- シングルおよびデュアル・シグネチャの PD 互換性
- ポートごとに専用の 14 ビット積算電流 ADC
- 固有フィルタ
- DC 分離用のノイズ耐性 MPS
- 2% の電流センシング精度
- 100ms でのポート電流のローリング平均化
- 1 ビットまたは 3 ビットの高速ポート・シャットダウン入力
- 自動クラス検出および電力測定
- 「誤認なし」の 4 ポイント検出
- 突入および動作フォールドバック保護
- 425mA と 1.25A の電流制限値を選択可能
- ポートの再マッピング
- 8 ビットまたは 16 ビットの I2C 通信
- 柔軟なプロセッサ制御の動作モード
- 自動、半自動、手動 / 診断
- ポートごとの電圧監視およびテレメトリ
- -40℃~+125℃の動作温度範囲
TPS23880 に関する概要
TPS23880 は、IEEE 802.3bt 規格に従ってイーサネット・ケーブルに電力を重畳するための 8 チャネル給電機器 (PSE) コントローラです。8 つの個別の電源チャネルは、2 ペア (1 チャネル) または 4 ペア (2 チャネル) の PoE ポートの任意の組み合わせに構成できます。本 PSE コントローラは、有効なシグネチャを持つ受電デバイス (PD) の検出、相互識別の完了、電力の供給を行うことができます。
プログラム可能な SRAM により、I2C 経由で現場でのファームウェア・アップグレードが可能なため、IEEE 規格への準拠と最新の PoE 対応デバイスとの相互運用性を確保できます。ポートごとに専用 ADC を備えているため、ポート電流を連続的に監視でき、また分類測定を同時に実行することでポートのターンオン時間を短縮できます。±3% 精度のプログラム可能なポート電力制限により、最大電力を 90W 超に拡張できます (100W を超えることはありません)。また、システム・レベルの電力管理制御をより実装しやすく信頼性の高いものにできます。高速シャットダウン (OSS) 入力により、ポートごとに最大 8 レベルのシャットダウン優先度を設定でき、複数のポートをただちに無効にする必要のあるアプリケーションに対応できます。255mΩ の電流センス抵抗と外部 FET を使うアーキテクチャにより、サイズ、効率、熱、ソリューション・コストの要件のバランスが取れた設計が可能です。
ポートの再マッピングと、TPS2388、TPS23881、TPS23882 デバイスとのピン互換性により、前世代の PSE 設計から簡単に移行でき、交換可能な 2 層の PCB 設計により各種のシステム PoE 電源構成に適合できます。